産業・企業演習Ⅱ
担当者吉村 浩平教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

業界が異なる企業の動向、事業内容、決算内容、将来性、採用計画等、多角的に分析し、産業界において当該企業の位置づけを確認する手法を学びます。
具体的には「利潤追求」と「発展」を使命とする企業が適正かつ遵法な企業活動を行っているか、国内外の評価はどうか、リスクマネジメントはどうか、について見識を深めることを目的とします。「産業・企業演習Ⅱ」では、皆さんが将来、社会で習得すべきこと(タイムマネジメント、情報管理、ビジネス文書作成等)について一足早く、習得することを目標にします。

授業の到達目標

「良い会社」とは「儲かっている会社」なのか、「労働条件が良い会社なのか」、「有名な会社なのか」などについて自分に置き換えて、自分が考える「良い会社」の評価基準を設けることができることを到達目標といたします。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度(50%)・小論文(50%)にて総合的に評価します。
尚、小論文についてはテーマに基づき、「課題抽出」から「課題解決」に至るまでのプロセス、また、「課題解決」に障害となる事象、課題解決後の「期待される効果」などについて、講義で使用する「キーワード」を活用しながら論理的に記述できることを
合格水準といたします

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは特に使用せず、授業で参考資料を投影または配布します。
参考文献

準備学修の内容

講義終了時に次回の講義の「ポイント」または「キーワード」を紹介します。各自、それぞれ関連する事項の事前学習を行い、理解を深めた上で出席するようにして下さい。

その他履修上の注意事項

本講義では自分が考える「良い会社」について、経済の視点、将来性の視点、事業運営の視点等から分析を行います。自らが重きをなす「視点」について明確にすることを期待します。

授業内容

授業内容
第1回春学期振り返り・政治/経済の最新の時勢を学ぶ
(コロナ禍、東京オリンピック・パラリンピックを終え、日本を取り巻く社会情勢について見識を深める)
第2回経営戦略実践(経営戦略のポイント)
(企業の盛衰に影響する経営戦略を多角的視点で理解する)
第3回経営戦略実践(成長戦略・競争戦略)
(企業の盛衰に影響する経営戦略を多角的視点で理解する)
第4回経営戦略実践(イノベーション・組織体制)
(企業の盛衰に影響する経営戦略を多角的視点で理解する)
第5回経営戦略実践(企業分析)
(経営戦略の視点で具体的に企業(主にメーカー)の現況を分析する)
第6回経営戦略実践(企業分析)
(経営戦略の視点で具体的に企業(主にメーカー)の現況を分析する)
第7回企業活動実践(主に労働判例)
(企業活動を支える社員に関わる諸問題(実例)を労働法の見地で理解する)
第8回企業活動実践(SDGs)
(国際的にも注目されているSDGs・「持続可能な開発目標」のビジネス戦略への取り組みを理解する)
第9回企業活動実践(タイムマネジメント)
(将来のビジネスシーンを想定した社会人必携の「タイムマネジメント」を学ぶ)
第10回企業活動実践(ビジネスマナー全般)
(将来のビジネスシーンを想定した社会人必携の「ビジネスマナー全般」について、事例をもとに学ぶ)
第11回企業活動実践(情報管理)
(企業に関わる情報管理の重要性を「個人情報保護法」の見地から学ぶ)
第12回企業活動実践(ビジネス文書)
(企業におけるビジネス文書・「企画」「報告」「申請」「提案」「案内」等、作成方法に関わるルール、作成要領を学ぶ)
第13回企業活動実践(ビジネス実践全般)
(企業組織の一員として最低限、必要とされる知識、技術等について理解する)
第14回企業人としての働き方
(学生から企業人としての変化・成長を振り返り、企業人としてのあるべき姿・考え方を学ぶ)
第15回講義総括・試験(課題レポート)