担当者 | 市丸 誠男教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-401 |
学生に自分のキャリアプランを発展させていく自覚と自信を持たせるために、職業生活に必要な教養とスキルを修得させることが目的です。高校時代までは基本的に答えのある課題に取り組んできました。しかし、企業経営の場では答えが一つではない実践的課題に取り組まなければなりません。今日の企業が求める人材にとって重要な資質は、自ら考えて課題を発見し、解決策を見出し、第三者を説得するコミュニケーション能力です。
この授業では、論理的に考える、自分の思いを伝えること、文章力を身につけるという3つの課題を軸として、具体的なテーマを設定します。
毎回紙に書いて思考力を高めます。
(1)論理的に考える力の向上(フレームワークの修得、説得力のある主張、問題の本質を捉え、解決策を導く)
(2)文章力を身につける(文の土台固め、内容を豊かに、語法を意識、組立のノウハウ)
授業への貢献度を20%、レポート課題の内容を80%にて評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特にテキストは使用せず、必要に応じてプリントを配布します。 | ||
参考文献 | 『ポイント図解 論理的な考え方が面白いほど身につく本』 | 西村克己 | 中経出版 |
参考文献 | 『テキスト経営学[第3版]:基礎から最新の理論まで』 | 井原久光 | ミネルヴァ書房 |
具体的には配布資料(レジメ)に従って授業を行います。配布資料に関わる内容について事前に調べるなど関連情報に触れておくこと。
講義内容を配布資料に追記し、書いて覚えることを勧めます。
日頃から新聞を読み、テレビの報道番組などを通して、企業の経営戦略や新製品・消費者情報に触れるよう心掛けてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <オリエンテーション> 1)コース概要と進め方 2)情報の伝え方 |
第2回 | <論理的に考える> 1)「論理的思考」とは 2)「帰納法」「演繹法」とは |
第3回 | <論理的に話す> 1)「論理力」「論理的な話し方」とは 2)論理的な議論のルール |
第4回 | <プレゼンテーション—ステップ> 1)問題解決型の理論を企画書・プレゼンテーションに活用する |
第5回 | <プレゼンテーション—企画を提案する> 1)企画を書く・表す・見直す・提案する |
第6回 | <プレゼンテーション—実践> 1)ケーススタディをもとに具体的に考える |
第7回 | <企業とは> 1)企業の実態 2)経営とは/戦略とは |
第8回 | <経営戦略> 1)経営戦略とは/構成要素/戦略のレベル 2)戦略策定プロセス |
第9回 | <ドメイン> 1)ドメインとは/企業ドメインと事業ドメイン |
第10回 | <ミッションとビジョン> 1)ミッションとビジョンの違い/ミッションとビジョンの役割 |
第11回 | <WAY> 1)WAYとは/企業におけるWAYの役割 |
第12回 | <外部環境と内部環境分析—概要> 1)企業における外部と内部の環境 2)分析フレームワーク |
第13回 | <外部環境と内部環境分析—SDGs> 1)SDGsとは/SDGs対応の必要性 |
第14回 | <外部環境と内部環境分析—事例演習> 1)ケーススタディをもとに環境分析を考える |
第15回 | <花王のESG戦略> 1)花王WAY/花王の考えるESG 2)まとめ |