| 担当者 | 加藤 恵美教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択 2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)] | |
| 科目ナンバリング | EUS-104 | |
この授業は、イギリス文化を「多文化的なイギリス文化」として理解することを助ける。その方法として、私たちが「文化」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべがちな「芸術」としての文化ではなく、人びとの日常生活の「特徴」としての文化に注目する。より具体的には、イギリス移民史に関する英語のテキスト（イギリスの中高生向け教材、中期近代から現代まで）を読み、またグループ・ディスカッションなどを通じて、イギリスの人びとがどのような文化を用いて日常を生きてきたのか、また、彼らはなぜそのような文化を用いて生きるに至ったのかを多面的・多角的に探究し、イギリス文化の豊かさを考察する。
（１） イギリス文化史に関する基本的な知識を身につける
（２） イギリスへの興味・関心を高める
（３） イギリスについて自主的に学ぶ力をつける
定期試験（６０％）、積極的な授業参加と課題（リフレクションペーパーの提出等）（４０％）
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | Our Migration Stories: The Making of Britain | https://www.ourmigrationstory.org.uk/ | |
| 参考文献 | 『イギリス文化史』 | 井野瀬 久美惠編 | 昭和堂、2010年 |
| 参考文献 |
授業で取り扱う章を事前に読んでくること。予習は必須。
授業後の小レポートに何を書くかを考えながら、毎回の授業を受けること。
各回の授業内容は、履修者の数などに応じて変更される場合がある。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | はじめに：移民による「多文化的なイギリス文化」を知る（オンライン） |
| 第2回 | A migration storyを翻訳する（１） |
| 第3回 | A migration storyを翻訳する（２） |
| 第4回 | A migration storyを翻訳する（３） |
| 第5回 | 1750–1900: Industrial & Imperial Migrations（１）イギリス帝国の拡大＜その１、インド＞ |
| 第6回 | 1750–1900: Industrial & Imperial Migrations（２）イギリス帝国の拡大＜その２、奴隷の解放＞ |
| 第7回 | 1750–1900: Industrial & Imperial Migrations（３）イギリス帝国の拡大＜その３、アイルランド＞ |
| 第8回 | 1750–1900: Industrial & Imperial Migrations（４）イギリス帝国の拡大＜その４、人間の展示①映画「グレイテスト・ショーマン」を観る＞ |
| 第9回 | 1750–1900: Industrial & Imperial Migrations（４）イギリス帝国の拡大＜その４、人間の展示②＞ |
| 第10回 | 1900–2000s: 20th & 21st Century Migrations（１）ヨーロッパ内移動＜その１、ドイツ人、イタリア人＞ |
| 第11回 | 1900–2000s: 20th & 21st Century Migrations（２）ヨーロッパ内移動＜その２、その他の人々＞ |
| 第12回 | 1900–2000s: 20th & 21st Century Migrations（３）（旧）植民地からの移動＜その１、軍人＞ |
| 第13回 | 1900–2000s: 20th & 21st Century Migrations（４）（旧）植民地からの移動＜その２、イギリスの戦後復興＞ |
| 第14回 | 1900–2000s: 20th & 21st Century Migrations（５）（旧）植民地からの移動＜その３、現代の難民＞ |
| 第15回 | おわりに（まとめ）：「多文化的なイギリス文化」とは（オンライン） |
