担当者 | 松本 美奈, 霜鳥 駿太教員紹介, 中村 まい | |
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単位・開講先 | 選択 4単位 [自己啓発支援科目] | |
科目ナンバリング | CAE-227 |
「質問力を磨く(ClassQ)」でめざすのは、「多様な人々と協働できるリーダー」育成です。多様な背景の人々と力を合わせるリーダーには、「自分にしか書けないことを、誰にでもわかりやすく」伝える力が不可欠です。その力の根底にあるのが「質問力」です。多様な人々とは、どのような文化や思考を持った人なのでしょうか。協働するとは、どういうことでしょう。すべては質問から始まります。
教材は読売新聞です。インターネットではなく、紙の新聞を購読してください。「日本社会のしくみ」(小熊英二著、講談社現代新書)を必須の課題図書とします。そのほか、毎週1回、図書館の専門家から小説を推薦してもらいます。
本講座にはビジネスの前線で働く企業人や他大学の学生も参加しています。最終課題「職種の研究」では、企業へのインタビューも踏まえ、論文を書き、チームでポスターも作成します。新聞と本を通して世界を俯瞰し、他大学の学生とのチームワークやディスカッション、企業へのインタビューなど、多彩な経験を重ねて知的体力をつけましょう。
*水曜2限クラスは、授業に企業人や上智など他大学の学生が参加しています。最終課題も他大学との合同チームで取り組みます。
*7月3日(土)と7月17日(土)は対面での授業がメインです。それ以外は対面・Zoomで行います。
*0〜4単位の授業です。金曜日は、月、火、水曜日の履修者全員で集まります。
*第1回授業はオンデマンドです。第2回はZoomでの授業です。参加方法は第1回のオンデマンド授業でお知らせします。
講師 水2、金2 松本美奈(講座責任者)
月2、3、水4 霜鳥駿太
火1、2 中村まい
(1)新聞を毎日読む(社会性)。
(2)自分以外の誰かの立場で問う(俯瞰する)。
(3)自分にしか書けないことを、誰にでもわかるように表現する(独創性、論旨明快、適切な言葉、推敲、読ませるタイトル)。
3 成績評価の方法および基準
(1)日々の課題(社説の視写、コンセプトマップ+質問)
最低基準:毎週各2回(計4回)✖️15週 基準を超えた取り組みのみ評価対象とします。最終授業日が締め切りです。 50%
(2)最終課題(論文) 「職種の研究」50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 読売新聞(朝夕刊) | 読売新聞社 | |
教科書 | 「日本社会の仕組み」 | 小熊英二 | 講談社現代新書 |
参考文献 |
(1)読売新聞の朝夕刊を毎日読んでください。
…授業日だけ新聞を読んでも、理解は困難です。社会は日々刻々と動いているからです。
(2)社説を書き写してください(社説の視写)。
…論調への迎合は求めていません。社説を書き写し、論の立て方を学びましょう。
(3)気になった記事を読んで、コンセプトマップを広げ、質問を書き出してください(Cマップ)。
…自分以外の誰かの視点で、記事をもとにコンセプトマップを広げてみましょう。
その過程で浮かんできた疑問を言語化し、質問にします。
(4)自分でテーマを決めて新聞記事をスクラップします。7月17日のポスターセッションでは、自分のブースを開き、披露してもらいます。
(5)授業時間外にチームで調べ学習をし、発表資料を作ります。
・今期は中間と終盤との2回、企業関係者へのインタビューがあります。中間のインタビューは5月21日、終盤のインタビューは7月17日のポスターセッションで発表します。「職種の研究」がテーマです。
・夏休み中にインターンシップに参加できます。「社長のカバン持ち」など多彩な内容です(希望者のみ)
・毎週金曜日は図書館のスタッフから本をご紹介いただきます。100字書評を書いてください。図書館に張り出します。任意ですが、「読む・書く」力を伸ばしたい学生におすすめです。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 新聞で遊ぼう(4月12、13、14日) ***第1回授業はオンデマンドです。LMSをご覧ください。 ・まわしよみ新聞で、新聞の構成を知る。 ・あなたと私は、同じか、違うか |
第2回 | なぜ質問力か、なぜ新聞か(4月16日) ***第2回授業はZoomです。第1回授業を視聴した学生のみ参加できます。 ・なぜ質問力が必要なのか ・なぜ新聞なのか ・なぜ紙なのか ・なぜ「手で書く」なのか |
第3回 | 広げてみよう、書いてみよう(4月19、20、21日) ・コンセプトマップを広げる ・社説を視写する |
第4回 | Special Q (4月23日) 質問で「知りたいこと」をつかむ IT企業経営者、食品メーカー人事採用責任者に聞く 会社の中での「役割」とは何だろう →チームでインタビュー開始、5月21日に発表 ・ひとり10個質問する |
第5回 | SpecialQをふりかえる「会社の中の役割」(4月26、27、28日) ・新聞でQ ・役割分担をしながら(チームワーク実践) |
第6回 | 質問をつくる①(4月30日) ・新聞でQ ・自分の質問と、誰かの質問は同じか、違うか。 ・なぜ同じか、違うか。 ・役割分担(チームワーク入門) ・目標は1人10個以上の質問 |
第7回 | 質問をつくる②(5月7日) ・ルールの意味 ・なぜたくさんつくるのは難しいか →コンセプトマップを楽しむ ・役割分担 |
第8回 | 質問をつくる③ (5月10、11、12日) ・コンセプトマップをチームで作ろう |
第9回 | 質問するために読む①(5月14日) ・新聞の読み方をおさらいしよう 見出し、前文、図・表、本文 |
第10回 | 質問するために読む②(5月17、18、19日) ・読み方を覚えている? ・新聞でQ |
第11回 | 発表(5月21日) ・三つの質問を中心に、発表。質疑応答あり。 |
第12回 | 質問するために読む③(5月24、25、26日) ・新聞でQ |
第13回 | 質問を分類する① (5月28日) ・開いた質問と閉じた質問の長所と短所 |
第14回 | 質問を分類する② (5月31日、6月1、2日) ・開いた質問と閉じた質問の長所と短所 |
第15回 | 質問を転換する①(6月4日) ・開いた質問を閉じた質問に、閉じた質問を開いた質問に |
第16回 | 質問を転換する② (6月7、8、9日) ・転換するのは難しいか、簡単か。なぜか。 |
第17回 | 質問を使う インタビューの準備 ①(6月11日) ・企画書、インタビューの申し込み、何を聞きたいか、どうまとめるか。 ・質問全体を俯瞰する。 |
第18回 | 質問を使う② インタビューの準備(6月14、15、16日) ・表現 言葉遣い |
第19回 | 質問を使う③ チラシをつくる (6月18日) ・100取材して99捨てる |
第20回 | 質問を使う④ (6月21、22、23日) ・チラシをつくる |
第21回 | なりきる①(6月25日) ・なりきるは簡単か、難しいか ・なぜ難しいか |
第22回 | なりきるは難しいか②(6月28、29、30日) ・なりきってみたら何がどう変わったか。 |
第23回 | 質問を磨く①(7月2日) ・その質問で何を知りたいのか ・リサーチクエスチョン |
第24回 | マラソンQ 7月3日(土) ・図書館で資料を探す ・多くを問う者は多くを得る |
第25回 | 質問を磨く② 7月5、6、7日 ・その質問で何を知りたいか |
第26回 | 自分にしか書けないことを、誰にでもわかるように① 7月9日 ・自分にしか書けないこととは何だろう |
第27回 | 自分にしか書けないことを、誰にでもわかるように② 7月12、13、14日 誰にでもわかる表現とは何か |
第28回 | 質問を磨く③ 7月16日 ・質問を分解する |
第29回 | ポスターセッション *土曜日です。 7月17日(土)10時〜13時(〜14時 ポートフォリオ、スクラップ披露会) 3階アカデミックラウンジ *ポートフォリオ、スクラップのブースを各々開設 (ポートフォリオ:日常課題、最終課題を全て綴じたファイル) *ドレスコードあり(ライブ中継します) |
第30回 | 成長を言語化する 7月19、20、21日 ・初回の目標を達成したか |