担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | CUA-201 |
この授業では、民間に伝わる「しきたり」とか「ならわし」などとも呼んでいる伝承文化を知り、民俗学の基礎知識と研究法を理解する。受講生たちが日々生活する中で自然と行なっていること、食べているものなどを資料としながら、年中行事について具体的に講義する。
前期はひな祭りから始めて、お盆までの行事を中心とする。前期の授業で扱った年中行事のうち一つ選び、自分の家の年中行事についてフィールドワーク(家族から聞き取り調査)を行ない、より理解を深める。
①民俗学の研究対象を説明できる(知識・理解)
②日本の年中行事の内容や意味について、説明できる。(知識・理解)
③自分の家の年中行事について調べ、まとめることができる(理解・意欲)
(1)リアクションペーパー(到達目標①②) 30%
(2)課題レポート(到達目標②③) 70%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | |||
参考文献 | 講座日本の民俗学6 時間の民俗 | 赤田光男、香月洋一郎、小松和彦、野本寛一、福田アジオ編 | 雄山閣出版 |
参考文献 | 暮らしと年中行事 | 宮田登 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 日本の歳時伝承 | 小川直之 | 角川ソフィア文庫 |
以下のような準備学習課題を課します。
・参考文献を通読し、授業内容の理解を深める。
・自分が経験している年中行事について、調べてみる。
・両親や祖父母が経験した年中行事について聞き取り、レポートにまとめる。
3月から8月に行われている年中行事についてメディアやネットでも積極的に情報を集める。とくに、自分の家の年中行事、地域の年中行事について関心を持ち、自らの体験と授業内容を引きつけることで理解度を深める。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 民俗学とはー身近な事柄を資料とするー |
第2回 | 民俗学の方法論—時間と空間— |
第3回 | 日本の年中行事の構造 |
第4回 | 春の年中行事①—ひな祭り ※オンライン授業 |
第5回 | 春の年中行事②—磯遊び |
第6回 | 春の年中行事③—花見 |
第7回 | 保育園の年中行事 |
第8回 | 初夏の年中行事①—端午の節供 |
第9回 | 初夏の年中行事②—御柱と祇園祭 |
第10回 | 農耕儀礼と年中行事 |
第11回 | 夏の年中行事①—半夏生と土用 |
第12回 | 夏の年中行事②—七夕 |
第13回 | 夏の年中行事③—盆行事I |
第14回 | 夏の年中行事④—盆行事II |
第15回 | レポート提出とまとめ |