担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | JLT-308 |
この授業では民俗学、民俗芸能の研究方法を学ぶ。受講生は具体的な民俗芸能を1つ選び、1年を通してその民俗芸能を深く知る。対象とする民俗芸能は、現在伝承されているものを原則とする。
後期では以下①〜③の一連の流れを学び、自発的な研究の取り組み方とディスカッションの活かし方を習得する。
①選定した民俗芸能の問題を設定する。
②フィールド調査、文献調査を元に資料をまとめて考察した内容を発表する。
③選定した民俗芸能の現在の状況を元にディスカッションを行ない、現在の課題について検討する。
①民俗芸能を理解し、問題を設定することができる。
②民俗芸能について文献・実地調査し、報告することができる。
③オーディエンスとして発表内容を理解し、コメントができる。
④ディスカッションにおいて、自分の意見を述べ他者の意見を受け入れることができる。
(1)発表1回(到達目標①②③) 40% (知識・理解)
(2)ディスカッションへの参加(到達目標③④) 30% (関心・意欲)
(3)課題レポート1回(到達目標①②④) 30% (理解・技能・意欲)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本民俗学概論 | 宮田登、福田アジオ編 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 日本芸能史六講(全集21) | 折口信夫 | 中央公論新社 |
参考文献 | 芸能と民俗学 | 池田弥三郎 | 岩崎美術社 |
参考文献 | 日本民俗芸能概論 | 三隅治雄 | 東京堂出版 |
参考文献 | 図録 日本の民俗芸能 | 本田安次 | 朝日新聞社 |
参考文献 | 課題としての民俗芸能研究 | 第一民俗芸能学会 | ひつじ書房 |
参考文献 | 民俗文化財の手引き | 文化庁内民俗文化財研究会 | 第一法規出版株式会社 |
以下のような準備学習課題を課します。
・民俗学の方法論や民俗芸能について事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・選定した民俗芸能の先行研究を読み、問題を設定する。
・発表のためのレジュメを作成する。
・ネット、メディアなどを通して、情報を収集する。
履修人数や、受講生の関心によって授業内容を変更する場合がある。また、新型コロナウイルス感染症の影響にも左右されるが、実際に民俗芸能を見る機会を設定する予定である。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 後期のガイダンス |
第2回 | 問題の設定と組み立て方 |
第3回 | 調査報告書の活用① ※オンライン授業 |
第4回 | 調査報告書の活用② |
第5回 | 発表① 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第6回 | 発表② 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第7回 | 発表③ 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第8回 | 発表④ 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第9回 | 発表⑤ 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第10回 | 発表⑥ 調査した民俗芸能についての発表 オーディエンスは、一人1つ以上のコメントを用意する。 |
第11回 | 民俗芸能の現在について考える① |
第12回 | 民俗芸能の現在について考える② |
第13回 | 民俗芸能の現在について考える(グループディスカッション) |
第14回 | グループディスカッションの発表 |
第15回 | まとめ |