担当者 | 髙久 舞教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | JPH-102 |
日本各地には、地域の人々によって伝承されている芸能がある。民俗学、芸能研究において、これらの芸能は「民俗芸能」と呼ばれている。この授業では民俗芸能の研究史を踏まえながら、「民俗芸能」とはどのような芸能なのか、どのような地域でどのような人々によって演じられているのか、基礎的な知識を学ぶ。
また、民俗芸能を演じ、次世代へ伝える上で起こる諸問題について検討し、現代社会において民俗芸能を伝承する意味について考える。
前期では民俗芸能の概要を学んだが、後期では民俗芸能の地域性や具体的な諸相を取り上げる。現代の課題についてもより深く検討する。
①民俗芸能の基礎概念を理解することがでる。
②具体的な民俗芸能を説明することができる。
③民俗芸能の現代的課題について自ら考えることができる。
(1)リアクションペーパー(到達目標①②) 30% (知識・理解)
(2)筆記試験(到達目標②③) 70% (理解、意欲)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 日本民俗芸能概論 | 三隅治雄 | 東京堂出版 |
参考文献 | 図録 日本の民俗芸能 | 本田安次 | 日本図書センター |
参考文献 | 民俗文化財の手引き | 文化庁内民俗文化財研究会 | 第一法規出版株式会社 |
参考文献 | 課題としての民俗芸能研究 | 第一民俗芸能学会 | ひつじ書房 |
参考文献 | 芸能の〈伝承現場〉論 | 大石泰夫 | ひつじ書房 |
参考文献 | 芸能伝承論ー伝統芸能・民俗芸能における演者と系譜― | 髙久舞 | 岩田書院 |
参考文献 | 文化財/文化遺産としての民俗芸能 | 俵木悟 | 勉誠出版 |
参考文献 | 無形民俗文化財が被災するということ | 高倉浩樹・滝澤克彦 | 新泉社 |
以下のような準備学習課題を課します。
・事前に参考書や提示した資料などを読み、講義内容の理解を深める。
・YouTubeなどの動画配信サービスを通して民俗芸能を内容を確認する。
・民俗芸能に関するニュースを集め、現在の課題について考える。
コロナ禍において民俗芸能がどのような状況にあるのか、ネットやメディアを通じて積極的に情報を収集する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス(民俗学と民俗芸能) |
第2回 | 民俗芸能の分類(前期の振り返り) |
第3回 | 東京都多摩地域の民俗芸能 |
第4回 | 八王子市の民俗芸能① 獅子舞 |
第5回 | 八王子市の民俗芸能② 祭囃子 ※オンライン授業 |
第6回 | 八王子市の民俗芸能④ 里神楽と神楽師 |
第7回 | 八王子市の民俗芸能⑤ 車人形と説経節 |
第8回 | 子どもと民俗芸能 |
第9回 | 民俗芸能と伝統芸能 |
第10回 | 民俗芸能と文化財保護法、ユネスコ無形文化遺産 |
第11回 | 民俗芸能の現在① 民俗芸能の防災を考える |
第12回 | 民俗芸能の現在② コロナ禍の民俗芸能 |
第13回 | 民俗芸能の現在③ 現代社会と民俗芸能 |
第14回 | 民俗芸能の現在④ 民俗芸能の新たな取組 |
第15回 | 筆記試験とまとめ |