英語圏の文学Ⅲ
担当者野地  薫
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 2016年度以前入学]
科目ナンバリングLIE-103

授業の概要(ねらい)

アングロサクソン時代から17世紀まで、イギリスの文学がどのように生まれて、どのように発展していったのかを歴史的、社会的、政治学コンテクストの中で学び、英語という言語や文学ジャンルの変遷について理解を深める。

授業の到達目標

(1)イギリス文学の歴史を概観し、その特質を理解する。
(2)実際にいくつかの作品に触れる機会をもつことで、文学に対する造詣を深める。
(3)英語圏の文化についての専門知識を学び、歴史、人間、社会、文化を深く理解する。

成績評価の方法および基準

平常点(毎回の理解度確認テスト、復習テスト等)により評価

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『イギリス文学史』川崎寿彦成美堂
参考文献『楽しく読める イギリス文学』中村邦生ミネルヴァ書房

準備学修の内容

事前にテキストの内容に目を通して授業に臨んで下さい。

その他履修上の注意事項

単位履修には到達度を測るための課題の提出や確認テストの受験等が不可欠です。また原則として授業時間数の3分の2以上に出席していなければ、単位を修得することはできません。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:授業の内容、授業の進め方、評価方法など
イントロダクション:アングロ・サクソンとは?英国国民の成立
第2回文学以前のイギリス、古英語の文学
第3回中英語とその文学(ノルマン・コンクエストと言語変化、中世の文学作品)
第4回中英語とその文学(ジェフリ・チョーサーとその時代)
第5回ルネサンスの詩と散文(ヘンリー8世の時代)
第6回ルネサンスの詩と散文(エリザベス女王の時代)
第7回英国演劇の発生
第8回シェイクスピア(修行時代、発展の時代)
第9回シェイクスピア(四大悲劇の時代)
第10回シェイクスピア(ロマンスの時代)
第11回清教徒革命まで(ジェイムズ王聖書、17世紀前半の散文、ベン・ジョンソンの演劇)
第12回清教徒革命まで(ジャコビアン・ドラマティスト、ダンと形而上詩人、王党派詩人たち)
第13回王政回復期の文学(レストレイションドラマ、ミルトン)
第14回王政回復期の文学(バニヤン、ドライデン)
第15回春学期のまとめと確認度の確認