現代のポップカルチャーⅡ
担当者三村  明教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 2016年度以前入学]
科目ナンバリングARL-102

授業の概要(ねらい)

 外国語を身につける際に必要なのは母語話者と同じ言語体験をすることであり、とくに大量のインプットを耳から受け取ることです。同時に重要なのは、その言語が使われている文化背景を共有することです。日本の英語学習者にとってポップ・ミュージックと映画はそのためにはもっとも手軽な手段と言えるでしょう。この授業では英語圏のポップ・ミュージックを素材に、英語のさまざまな側面に触れていきたいと思います。今学期は、LIVE 8 に参加したミュージシャン達を中心に、21世紀の最初の10年間に活躍したミュージシャン達を中心に取りあげます。春学期に焦点を当てた LIVE AID から20年後、スコットランドのグレンイーグルで開催されたサミットに合わせて、G8の国々と南アフリカ共和国で1000人以上のミュージシャンが参加して LIVE 8 コンサートが催されました。このイベントに参加したミュージシャン達の楽曲を採りあげて、英語を学ぶと同時にさまざまな側面から光を当てていきたいと思います。
 英語表現については、①リズム、②音の仕組み、③口語表現、④文学的表現などについて身につけていきましょう。また、文化的背景については、①ポピュラー音楽の流れと歴史、②社会と個人の関係、③時代の関心事、④風習や制度といったことが、取りあげられることになると思います。また、聞いているだけでもリスニングのトレーニングにはなりますが、より効果を上げるためには、自分で声に出すことも必要です。聞いたり歌ったり(上手い下手はこの際度外視して)、時には映像を見たりしながら、さまざまな角度から英語に触れていくことにしましょう。

授業の到達目標

 ①英語のリスニング力の向上。
 ②英語のリズムを身に付ける
 ③語彙、イディオムの充実。
 ④歌の内容を理解し味わう。

成績評価の方法および基準

①クラスへの自発的参加:20%
②予習の成果を測る小テスト:10%
③授業を受けたうえで考えをまとめる小リポート:10%
③学期末試験:60%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献(2017)『ロック史』北中正和立東舎

準備学修の内容

予習は不可欠です。毎回の授業で、翌週取りあげる歌を紹介します。必ず授業前に繰り返し聴いてください。歌詞など は、さまざまなインターネット・サイトで紹介されていますが、まずは自分の耳で確かめてください。さらに、歌詞を日本語に 訳したサイトもありますが、ほとんどは素人の手によるかなり怪しげなものです。まずは自分で辞書を丹念に使って、シン ガーが伝えようとしているメッセージを自分で読み取ってください。毎回、予習の成果を確認する小テストを実施しますの で、しっかりと時間をかけて予習したうえで授業に臨んでください。

その他履修上の注意事項

授業では、音楽を聴き映像を見ます。遅刻は時間までに来ている学生たちが大変迷惑します。遅刻は厳禁とします。また授業に集中していない学生は、見つけ次第退席してもらいます。受講希望者が非常に多い場合は人数制限をする場合があります。上限は60名とします。

授業内容

授業内容
第1回導入:授業の狙い、評価のポイント、次週への課題
第2回Legends from 1960s and 1970s (1)
第3回Legends from 1960s and 1970s (2)
第4回Legends from 1960s and 1970s (3)
第5回Legends from 1960s and 1970s (4)
第6回Legacy from LIVE AID (1)
第7回Legacy from LIVE AID (2)
第8回Legacy from LIVE AID (3)
第9回Legacy from LIVE AID (4)
第10回21st century musicians (1)
第11回21st century musicians (2)
第12回21st century musicians (3)
第13回21st century musicians (4)
第14回21st century musicians (5)
第15回まとめ+テスト
 (授業計画は大幅に変更される可能性があります。)