担当者 | 鈴木 賀映子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | ESS-317 |
教育実習生として学校の教育活動に参画する意識を高め、教育実習の目的の達成をより確かなものにする。教育実習事前指導は、本学における教育と教育実習との距離を可能な限りうめ、学生が教育実習にできるだけ抵抗感なく臨めるようにするとともに、身だしなみや教員・保護者への対応、生徒指導の在り方等、教育実習に際して求められる必要不可欠な基礎的・基本的な事柄を確実に身に付けることを主たるねらいとする。
学校の教員及び社会人としての基本的なマナー、校務分掌等の校内組織の構造や役割、教材研究の方法の理解、学習指導案の作成と模擬授業の実施等を通して、教育実習に必要な基礎的・基本的な能力を身に付けることができる。
(1)教育実習生として順守すべき義務等について理解するとともに、その責任を自覚し、意欲的に教育実習に参加する態度を身に付けることができる。
(2)教育実習生として学校現場に立つために必要な知識や技能等を理解し、教育実習の実施に当たっては、誠意をもって取り組む態度を身に付けることができる。
授業内課題(50%)、学習指導案の作成(30%)、模擬授業の実施(20%)で総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 中学校学習指導要領解説 保健体育編 | 文部科学省 | |
教科書 | 高等学校学習指導要領解説 保健体育編 | 文部科学省 | |
参考文献 |
(1)学習指導要領解説や授業配布レジュメを読み込み、用語や内容を理解するなど、常に予習と復習をする。
(2)保健体育だけでなく、学校教育全般に関する様々なニュースや情報に関心をもち、自ら専門的知識を積極的に入手し、理解する。
(3)教育実習に備えて、指導案の例を参考に全ての領域で指導案を自主的に作成する。
(4)教育実習での指導場面を想定するなど、教材開発関連資料を積極的に収集し、整理する。
(1)春期開設の「保健体育科教育法Ⅰ」および「保健体育科教育法Ⅲ」の単位修得を履修の条件とする。
(2)終期開設の「保健体育科教育法Ⅱ」および「保健体育科教育法Ⅳ」のと併せて履修する。
(3)原則として、あらかじめ割り振られた指定されたクラスで受講する。
(4)教職を目指す学生に相応しい態度で受講し、自立して学習する。
(5)本気でよき保健体育科教員を目指し、常に教育や学校現場を想定して積極的に学習する。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 【教科共通全体指導1】 教育実習の意義と目的、教育実習の内容と方法、実習日誌の取り扱い、教育実習に必要な資質・能力について |
第2回 | 【教科共通全体指導2】 教育実習の心得、教育実習の望ましい生活、態度教育実習の準備と評価、教育実習中の問題行動事例の検討などについて |
第3回 | 【保健体育科教員に求められる資質・能力】 教材研究・授業力、生徒へのプレゼンテーション能力、行動力、判断力、生徒指導力、協調性について |
第4回 | 【保健体育科学習指導案の作成手順】 教材観、生徒観、指導観の整理、単元目標の設定、指導と評価の計画の作成、本時目標、本時の展開、評価方法などについて |
第5回 | 【学習指導案の作成1】 体育分野(科目体育)の教材研究の在り方、学習指導案および学習カードの作成について |
第6回 | 【学習指導案の作成2】 保健分野(科目保健)の教材研究の在り方、学習指導案および学習カードの作成について |
第7回 | 【ティーチングスキル1】 授業環境づくりと授業運営の実際(教材研究の進め方を含む)について |
第8回 | 【ティーチングスキル2】 発声、教材・教具の準備、グループ学習、個に応じた指導の実際について |
第9回 | 【模擬授業1】 体つくり運動、器械運動、陸上競技の指導の実施および集団討論 |
第10回 | 【模擬授業2】 球技、武道、ダンスの指導の実施および集団討論 |
第11回 | 【模擬授業3】 水泳、体育理論の指導の実施および集団討論 |
第12回 | 【模擬授業4】 保健分野、科目保健の指導の実施および集団討論 |
第13回 | 【模擬授業5】 学級運営・ホームルーム、部活動の指導の実施および集団討論 |
第14回 | 【授業観察・授業分析法】 教師行動の観察法、生徒の課題解決従事機会及び従事時間の観察、授業マネジメントなどについて |
第15回 | 【まとめ】 まとめ(教材研究の視点等)と指導案・課題レポートの作成および提出 |