SPI(企業就職)Ⅱ
担当者賀村 進一, 飯塚 弘貴, 城能 博
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目(短大)]
科目ナンバリングCAE-212

授業の概要(ねらい)

 企業就職をするために必ず突破しなければならないのが筆記試験である。その筆記試験で最も多くの企業が採用しているSPI(正式名称は「SPI3」)に対応するための力を養成する。また、SPIに次ぐシェアを占める玉手箱やその他の筆記試験に関しても可能な限り対応する。
 SPIは筆記試験の中の適性検査の1つで、主に非言語(数学的分野)と言語で構成される。また、適性検査にはSPI以外にも、玉手箱・GAB・CAB・SCOA・TG-WEB・CUBIC・TAP・タンジェント・TAL等あり、出題範囲や出題形式は様々で非常に多様化している。
 本授業では、この多様化した適性検査に対応した演習形式とし、学生の皆さんが苦手な非言語に重点を置いて、全ての適性検査に求められる非言語の基礎能力が無理なくつくよう運営していく。
 適性検査対策は、ある程度の「知識」、「テクニック」そして「慣れ」が必要である。本講義ではSPI(企業就職)Ⅰで得た「知識」「テクニック」を今一度確認し、それらをしっかりと身に付けるべく、総合問題演習形式で進める。集中して課題にチャレンジし、あとは復習・類題演習等で「慣れ」ることにより、適性検査をクリアするための十分な実力を養成する。
 SPIを含めた適性検査対策は、本授業を履修すれば達成できるような簡単なものではない。3年次進級後は「SPI(就活直前対策)Ⅰ・Ⅱ」と段階的に受講することをお勧めする。

授業の到達目標

① 非言語(数学的分野)の基礎能力を身に付ける。
② SPIで偏差値55の実力をつける。
③ 様々なタイプの就職筆記試験を知る。

成績評価の方法および基準

平常点(到達目標①)30%
中間テスト(到達目標①②③)20%
学期末試験(到達目標①②③)50%
 平常点は毎回の授業内で実施する小テストの結果を反映するものであり、出席だけを評価する出席点ではない。
また、キャリアサポートセンターが実施するキャリア形成・就職支援行事(下記6項目⑩)への参加(到達目標③)状況も含め、総合的に判断し評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『就職試験攻略マスターワークブックj』公務員試験研究所編株式会社 公務員試験研究所
教科書補助プリントを配布する場合もある
参考文献『これが本当のSPI3だ!』SPIノートの会講談社

準備学修の内容

以下のような準備学修課題を課す。課題をやっているという前提で授業は進むので、やっていないと授業の理解が難しくなるので注意。
1 授業で扱った問題をノートに解きなおす。授業内で、時間制限があった問題では、時間内で解けるまで繰り返す。
2 授業で扱った範囲を参考文献にある参考書や問題集等を使ってノートに類題演習をする。
3 宿題はノートに採点までして、間違えた場合は直しまでやる。

その他履修上の注意事項

① 演習中心になるので、授業中は手を動かし、集中して取り組むことを望む。
② 学生証を忘れた場合は出席扱いにならない。ただし、紛失した場合は証明書などの書類を持って報告する。
③ 遅刻した場合は静かに入室し、速やかに席に着く。講師の許可を得ない形での途中退室は認めない。
 なお、教室に入室できる時間は授業開始後10分とする。
 電車の遅延などで遅刻になった場合は、遅延証明書を持って報告する。
④ 私語を慎む。
⑤ 携帯電話やスマートフォンの電源は切る。また、特別な理由がない限り帽子を脱いで授業を受ける。
⑥ 授業中に携帯ゲーム等で遊んでいる所を発見した場合は退室を求め、不合格(単位を認めない)とする。
⑦ 本授業で使用するテキストを持っていない(購入していないなど)場合は退室を求め、不合格(単位を認めない)とする。
⑧ その他、授業の運営を乱したり、他の学生の迷惑になるような行為は慎む。
⑨ 本授業は就職試験適性検査対策の基礎演習として実施する。関連科目として以下の科目を積極的に履修する。
 「キャリアデザインと職業選択ⅡA・ⅡB」
 「キャリアデザインと職業選択ⅢA・ⅢB」
 「職業と業界選択Ⅰ・Ⅱ」ほか自己啓発支援科目
⑩ 本授業の補助教育として、キャリアサポートセンターが主催する行事へ積極的に参加する。
  ※キャリアサポートセンター掲示板やポータルサイトにて確認する。
⑪ LMSを利用するので通信環境を整えておく。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
自己紹介、授業目的、授業方法、成績評価、その他
第2回非言語①
第3回非言語②
第4回非言語③
第5回非言語④
第6回非言語⑤
第7回非言語⑥
第8回中間テスト
第9回非言語⑦
第10回非言語⑧
第11回非言語⑨
第12回非言語⑩
第13回非言語⑪
第14回学期末試験
第15回LMSオンライン授業 非言語まとめ
 ※毎回小テスト実施。
 ※毎回言語範囲から宿題。
 ※場合により授業計画(授業内容や授業の順番)は変更になる場合あり。
 ※詳細な授業内容は別途配布予定。