担当者 | リネペ アンドレ教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | CUA-104 |
本講義では主要な文化人類学者の研究活動、主著、キーとなるコンセプトに焦点をあてながら文化人類学の展開について
紹介する。文化人類学の基本概念は広く人文学の分野(歴史学、社会学、政治学など)に受容され、近年の研究に背景と
なる。本講義の内容は各学部学科の学生にメリットがある。(注意点:授業内の使用言語は日本語である。)
・文化人類学の展開について説明できる
・文化人類学の著名な研究書について説明できる
・カルチュラル・セオリーの論争を背景とするキーコンセプトを理解できる
・テレビや新聞で取り上げられるような議論がよく理解できるようになり、自分なりの理論構築ができる
・平常点(30%)講義への積極的参加と、リアクションペーパーへの回答などを総合的に評価する
・中間テスト、期末テスト(70%)正当な理由なく試験を受験しなかった場合、0点の評価となるので注意すること
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『はじめて学ぶ文化人類学ー人物・古典・名著からの誘い』 | 岸上伸哲 | ミネルヴァ書房(2018) |
教科書 | |||
参考文献 | 授業時に適宜紹介する予定。 | ||
参考文献 |
以下のような準備学習課題を課する。授業は各自の予習をもとに進めるので、やっていないと授業での活動を深めることが
難しくなる。
・講義内で指示した文献を読む
・講義の出席前に前回の授業のノートを読み返し、復習する
・受講希望者は必ず初回の授業に出席する
・欠席や遅刻は止むを得ない場合は例外とし、定時には着席する
・講義計画は適宜変更する可能性がある
・合理的配慮などの特別な理由がない場合、パソコンの持ち込みは禁止する
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(シラバスの説明、教科書の説明) ・講義ノートの取り方についての説明 (注意点:第1回目の講義はオンデマンド(LMS)で実施する予定。) |
第2回 | 象徴論 I(E. R. Leach) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第3回 | 象徴論 II(V. Turner) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第4回 | 象徴論 III(D. Schneider) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第5回 | 象徴論 IV(D. Sperber) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第6回 | 解釈人類学(C. Geertz) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第7回 | 日本文化人類学における儀礼論・象徴論(青木保) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第8回 | ナショナリズム・国家論(B. Anderson) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第9回 | 批判・自省的人類学(J. Clifford) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第10回 | ジェンダー論 I(J. Butler) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第11回 | ジェンダー論 II(J. Butler) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第12回 | グローバリゼーション論(A. Appadurai) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第13回 | 存在論的人類学 I(M. Strathern) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第14回 | 存在論的人類学 II(T. Ingold) ・リアクションペーパーの発表とその討論(グループワーク) |
第15回 | 総括 ・期末テスト |