| 担当者 | 陳 佑真教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
| 科目ナンバリング | ARS-101 | |
〇中国社会の今、過去とのつながり
昨今、スマートフォンやSNSが世界的に普及し、他国の人々の実際の生活や考え方に触れることができるようになったことで、エスノセントリズム（自文化中心主義）から脱却して広い視野から物事を判断することのできる環境が整いつつあります。
しかし、外国人のナマの声を自らの血肉とするためには、高度な外国語能力の習得という壁があり、それは一朝一夕に超えられるものではないのも事実です。
この授業では、中国語に精通していない履修者を想定し、画像や映像を駆使しつつ、今の中国人、特に若者の生活や彼らが関心をもっている様々な問題について解説します。
また、現在の中国が歴史的にどう形成されてきたのか、という観点を重視し、あるトピックについて、過去の中国ではどうだったのか、なぜ現在のような形になったのか、ということをお話しします。
☆１：日本から最も近い外国の一つである中国の現在について、自身の関心を広め、理解を深めることができるようになる。
☆２：異文化を生きる人々の考えに触れ、自分との違いや、その原因について考察する能力を獲得する。
小テスト（３０％・LMS上で実施）・期末レポート（７０％）によって評価します。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | プリントを配布します。 | ||
| 参考文献 |
日本で暮らす中国人が中国文化を紹介するような動画は、インターネット上にも多く公開されています。また、日常生活の中でも、異文化との違いについて気づきを得る機会も多いのではないでしょうか。皆さんが自身の関心に沿って、主体的に情報を仕入れることを期待します。
中国語の学習経験は求めません。わかりにくいところがあれば、積極的にお尋ねください。
私語など一緒に授業を受ける仲間の集中を削ぐ行為はなさらないでください。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | ガイダンス：教員自己紹介・授業概要説明（対面授業） |
| 第2回 | 中国ってどんな国？（１）―まず押さえておいてほしい中国の歴史と地理（対面授業） |
| 第3回 | 中国ってどんな国？（２）―まず押さえておいてほしい中国の歴史と地理（対面授業） |
| 第4回 | 中国各地の多様な文化―南と北じゃ大違い（対面授業） |
| 第5回 | 中国のスマホ文化（１）―出前・ネットショッピング・レンタサイクル（対面授業） |
| 第6回 | 中国のスマホ文化（２）―SNS「微信」の普及と若者の人間関係（対面授業） |
| 第7回 | 日本文化の影響―中国版ニコニコ動画・ビリビリと中国のサブカル（対面授業） |
| 第8回 | 若者の人生設計（１）―男子は結婚が難しい？メンツ文化との関係（対面授業） |
| 第9回 | 若者の人生設計（２）―海外留学ブームと中国人の留学生活（対面授業） |
| 第10回 | 現代中国の社会問題（１）―都市と農村の格差（対面授業） |
| 第11回 | 現代中国の社会問題（２）―不動産価格の高騰（対面授業） |
| 第12回 | 世界に羽ばたく華僑（１）―横浜・神戸の華僑社会の形成と発展（対面授業） |
| 第13回 | 世界に羽ばたく華僑（２）―新世代の日本華僑（対面授業） |
| 第14回 | 世界に羽ばたく華僑（３）―２１世紀の世界経済と華僑（対面授業） |
| 第15回 | 前期総まとめ（LMS配信） ※各回の内容には、授業の進行ペースや皆さんの関心の傾きに応じて調整を加えることがあります。 |
