心理学特殊実験演習Ⅱ
担当者實吉 綾子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 心理学研究演習Iに引き続き、認知心理学、知覚心理学、認知神経科学に関連する研究を行う。主に視覚認知機能の解明を目指す研究を行うが、聴覚や触覚など対象は制限しない。物体認識や立体視、視覚的注意、また知覚と運動などをテーマとして、われわれが外界をどのように知覚し認識しているのかを、実験を通して探っていくことを目的とする。また、このような認知機能を支える神経基盤としての脳のしくみについても考察していく。心理学研究演習IIでは自ら立案した研究を遂行することを目的とする。

授業の到達目標

 認知心理学、知覚心理学に関する基本的な知識を身につける。
 先行研究に基づいて実験を計画立案し、遂行することができる。
 実験データを適切に分析し発表することができる。
 実証研究を行った研究成果を、個人でレポートに書いてまとめることができる。

成績評価の方法および基準

 演習への参加状況、実験実施や発表への参加状況や内容によって包括的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

 認知心理学・知覚心理学に関する基本的な知識を復習して確認しておくこと。
 心理学研究法概論・心理学基礎実験実習・心理学検査測定実習のノートや資料を見直しておくこと。
 実験の準備は授業時間外に行うことになるので留意すること。

その他履修上の注意事項

 「認知心理学I・II」、「実験心理学研究法I・II」を受講済みもしくは3年次に受講することが望ましい。
 「心理学研究演習IV」の受講生は「心理学研究演習II」の受講生の実験についてアドバイスをするとともに、自らのテーマの研究を進める。
 自分の手を動かして何かを作り上げたい、とにかく実験をしてみたい、という意欲がある学生を歓迎する。
 

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、演習の進め方についての説明
第2回先行研究の確認と実験計画の立案(1)
第3回先行研究の確認と実験計画の立案(2)
第4回実験計画発表会
第5回実験準備(1):刺激の作成
第6回実験準備(2):実験プログラム・手続きの作成(1)
第7回実験準備(3):実験プログラム・手続きの作成(2)
第8回予備実験と修正
第9回実験の実施(1)
第10回実験の実施(2)
第11回実験の実施(3)
第12回データ分析とまとめ(1)
第13回データ分析とまとめ(2)
第14回発表準備:オンライン授業
第15回研究発表会