授業の概要（ねらい）

　「人はなぜいま食べているものを食べているのか」。
　この授業では、人文社会科学（経済学、歴史学、社会学、文化人類学、文学など）におけるさまざまな考え方を参考にしながら、人間の食行動について、その多様な動機について一緒に考えていきます。
　観光や旅行においても、食行動には多くの選択肢があるにもかかわらず、なぜ特定の時間・場所・仲間（人数）・食材・料理などを選ぶのでしょうか。こうした疑問について改めて考えてみることは、人間や社会の本質を知ることにも繋がります。

授業の到達目標

　① 毎回の授業で取り上げる概念や理論を、自分の言葉で簡単に説明できる。
　② 人間の食行動の背景にあるさまざまな動機を知る。
　③ 日常生活や旅先での食行動について、その理由の可能性を検討できる。

成績評価の方法および基準

　平常点（40点）：① 授業内課題、② 授業への参加、③ 出席状況など
　中間課題（30点）
　期末レポート（30点）

教科書・参考文献

準備学修の内容

　毎日の食生活のなかで「なぜこれを食べているのだろう、なぜこれを飲んでいるのだろう」ということについて、少しだけ理屈っぽく考えてみてください。
　普段活用しているメディア（インターネット、SNS、新聞・雑誌など）で紹介されている食に関する情報や新刊図書などに目を配り、どのようなテーマが話題になっているかを意識するよう心がけてください。　

その他履修上の注意事項

　各回テーマに関する文献リストの詳細は、適宜授業内で指示します。　
　以下の授業内容や順番は、履修者数などに応じて、一部変更になる可能性もあります。

授業内容