担当者 | 野口 剛教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HUG-203 |
この授業は、地形や地名といった地理的条件を基礎として、その上に古文献や発掘事例からわかる歴史的現象を把握していこうとするものです。具体的には、東京の地形を歴史的な見地からみたテキストを使って、東京という地域が持っている今日的な課題を考察していきます。また、博物館や実地の映像などを使いながら作業を行っていきますので、地図帳や歴史資料集などは各自で持参して下さい。地名や地理用語・歴史用語などを調べる必要もあるので、辞典・用語集なども準備しておいて下さい。
① 地理空間を歴史的な観点から把握する方法を身につけ、現代的な課題を考察していくことができる。
② 東京の地理的特徴を理解して、その固有の課題に対処していくことができるようにする。
③ 日本の近世・近代に関する歴史的用語を理解して、現代的な課題を歴史的にみることができるようにする。
この授業で評価を受けるためには全体の3分の2以上の回数に出席することが必須条件となります。その上で、評価は普段の授業における作業への積極的な参加15%、野外活動のレポート30%、期末試験55%の割合で判定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『「水」が教えてくれる東京の微地形の秘密』、2019年 | 内田宗治 | 実業之日本社 |
教科書 | 『新詳高等地図』、2021年 | 帝国書院編集部 | 帝国書院 |
参考文献 | 『歴史は景観から読み解ける 初めての歴史地理学』 | 上杉和央 | ベレ出版 |
次回の授業で扱われるテキストの範囲を読み、質問事項を整理しておいて下さい。
この授業を契機として、なるべく多くの文献を読めるようにして下さい。前期ではおよそ10冊程度を目標にして下さい。なお、「授業の計画」に示された進度については、受講者の希望や作業の進捗状況で変更する可能性もあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の進め方と評価の方法について |
第2回 | 東京をとりまく自然地形 |
第3回 | 多摩の地形を鳥瞰して図に表す |
第4回 | 皇居の東側 |
第5回 | 皇居の西側 |
第6回 | 御茶ノ水界隈 |
第7回 | 東京低地 |
第8回 | 神田川左岸の台地 |
第9回 | 神田上水 |
第10回 | 池袋界隈 |
第11回 | 渋谷の南東部 |
第12回 | 上野界隈 |
第13回 | 玉川上水 |
第14回 | まとめと試験 |
第15回 | 東京の地形を現地で確認する(オンライン授業) |