授業の概要（ねらい）

　本授業でははじめに，実際に行われた心理学研究を紹介する。研究者たちにはどのような問題意識があり，その探求にどのような手法が用いられ，どのような結果が得られ，それらがどのように考察され結論づけられるか，という一連の研究の流れを解説する。その後より専門的な講義やグループワークを通して，心理学的な物の考え方の基礎を身につけることが目的である。

授業の到達目標

　心理学研究法の基礎を身につける。
　心理学研究の結果をデータから正確に読み取ることができる。
　研究者の視点で，身の回りの問題について考えることができる。

成績評価の方法および基準

　授業への参加度30％，中間課題30％，期末レポート40％で総合的に評価する。
“授業への参加度”とは，毎回の授業時に課される小レポートや確認問題への解答をすることであり，社会的状況が整いグループワーク等が実施された場合は，その作業シートなどが含まれる。中間課題は最終レポートに向けた中間報告（複数回）であり，到達度について，授業内で教員が全体的に解説する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　予習：事前に指定・選択した論文や，教科書の一部を読んでレポートを提出する必要がある。各回で何をすべきかは授業内で指示する。
　予習・復習：授業時間外で調査にまつわる作業やそのためのグループワークを行う必要がある。
　授業で配布した資料，ノートなどを読んで復習すること。

その他履修上の注意事項

　第1回イントロダクションに必ず出席し，この授業の進め方をよく理解したうえで受講すること。期限内に第1回授業の授業課題をLMS上で提出すること。欠席した場合の不利益が大きいので注意すること。また，この授業は資料配布や課題提出等でLMSを利用するので，使い方を習得しておくこと。
　グループ活動を通して作業および意見交換等を実施するため，授業への積極的参加が求められる。
　授業計画は，進行状況に応じて調整する場合がある。授業の具体的な方法については，社会的状況を鑑みて変更されることがあるので，授業内での説明をよく聞くこと。

授業内容