授業の概要（ねらい）

１年次のライフデザイン演習での学校訪問やその後のボランティア活動の経験を活かし、さらに深く学校教育の実践を理解するための、授業観察とその振り返りを学びの中心とした授業です。15回の授業のうち、６回分を帝京大学小学校訪問、そこでの授業観察に充てます。したがって、９月（大学の夏季休業期間中）に集中講義形式で開講をします。
　・テーマをもって授業・児童を見る、その視点の形成の仕方
　・観察を通して得た知見を振り返り、理論化する方策
　など、いわば「実践と理論の往還」の方法の基本を学ぶ授業です。３、４年生で教育実習にいく際にも必ず役に立つ内容だと考えます。

授業の到達目標

１．授業を中心とした学校現場の実地観察を行い、観察データに裏づけられた知見を得ることができる。
２．上記知見を振り返り、深める作業を通して、「授業で行われていること」を理論としてまとめることができる。

成績評価の方法および基準

１．授業観察とその振り返り、まとめの発表とレポート　50％
２．グループディスカッションの様子とそこでの参加態度　50％
※なお、集中講義・観察実習中心の授業ですので、観察実習に欠席した学生の評価はしません。

教科書・参考文献

準備学修の内容

集中講義形式で実施するため、「その日の観察はその日のうちにまとめ、考察する」という学修方法が求められます。むろん、授業観察後に「振り返り」の時間は取りますが、90分で終わらせることは難しい内容です。したがって、授業終了後には共同作業も含め、積極的な時間外学修が必要となります。

その他履修上の注意事項

学校訪問の関係で、授業参加人数の上限があります。履修希望者が多数の場合は２年生を優先して抽選をします。抽選は第１回目のガイダンスで行いますので、初回欠席者は履修できません。
※なお、新型コロナウィルスの影響等により、帝京大学小学校への訪問がかなわない場合がありえます。その場合には授業映像の集中視聴等によって観察実習の代替をする予定です。

授業内容