担当者 | 吉村 久夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | GGR-207 |
世界の国々では、その国を取り巻く自然環境や歴史的経緯の上に、それぞれの国の文化、生活、伝統、産業が成り立っている。 したがってその時間軸と地域軸からなぜその国が、そこに、その規模で存在しているのかということを理解し、その「地勢、歴史」と「食や芸術などの文化、日々の生活、伝統芸能・工芸、主要産業」などの関係性を学ぶことは、単にその国の表面的な現在の姿だけでなく、それぞれの国と地域と世界との関係をより深く、かつ立体的に理解することになる。 文化遺産と自然遺産からなる世界遺産もまさしく歴史、文化、自然にもとづき選ばれている。
本講座では世界の主要な国の地勢、気候、歴史とそこから生まれる文化、生活、産業の関係を学び、またその国、地域の世界遺産が何に基づいているかを理解することで、観光はもちろんのこと、それにとどまらない世界のできごとを理解できる力を養う。
①世界の主要国の地勢、気候、歴史と文化、生活、産業等の関係を総合的に理解し、説明できる。
②①で学んだ知識をもとに世界遺産を中心とした観光に関連する文化的、自然的な事柄を、本質的に理解し、説明できる。
期末試験(70%)および学期内レポート(30%)で評価する。 レポートの提出期限(原則翌週の授業まで)を守れない、あるいは不提出の場合は減点をする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | なし。 適宜資料、データを提供する。 | ||
参考文献 | 図説 世界の地誌 | 辰巳勝・辰巳眞知子著 | 古今書院 |
参考文献 | 新・世界の国々1巻~10巻 | 帝国書院 |
日頃の準備:授業で学んだ国に関するメディアでの報道を、自然、歴史、文化などに関連付けて理解する。
予習:毎回の授業の最後に次回の授業の概要を説明するので、その関連のデータ、情報を確認しておく。
復習:毎回の授業で学んだことの要点を3点以上上げる。 次の授業において前回授業の要点を説明するので、自分のポイントと比較して確認する。
外国地誌Ⅰ(国、地域単位)と外国地誌Ⅱ(都市、地区単位)は相互に関連しているので、両科目の受講を望む。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業紹介(内容、スケジュール)、地誌とは何か、世界の気候、宗教、言語、(世界遺産、国立公園) |
第2回 | 東アジア(中国、香港、マカオ)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第3回 | 東アジア(韓国、台湾、モンゴル)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について(オンライン) |
第4回 | 東南アジア(シンガポール、マレーシア、フィリピン)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第5回 | 東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシア)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第6回 | 南アジア(インド、パキスタン、スリランカ)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第7回 | 西アジア(イラン、サウジアラビア、トルコ)、アフリカ(アルジェリア、南アフリカ)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第8回 | 西ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第9回 | 南ヨーロッパ(イタリア、スペイン、ポルトガル)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第10回 | 北ヨーロッパ(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド)、アルプス諸国(スイス)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第11回 | 東ヨーロッパ(ポーランド、チェコ、ハンガリー)、ロシアの自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第12回 | 北アメリカ(アメリカ合衆国、カナダ)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第13回 | 中南アメリカ(メキシコ、ブラジル、アルゼンチン)の自然、歴史、産業、文化、世界遺産について |
第14回 | オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)、南太平洋の自然、歴史、文化、世界遺産について |
第15回 | まとめとテスト |