伝統文化概論Ⅱ
担当者馬場 小百合教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLT-104

授業の概要(ねらい)

この授業では、さまざまな古典文学作品・美術作品・歴史資料を通して、年中行事や習俗、古代の人々の季節感覚について学びます。
七草粥や節分など、現代の私たちにとってもなじみ深いいわゆる「伝統文化」はどのように成立し展開してきたのでしょうか。あるいは逆に現代人にはなじみの無いような当時の習俗や行事は、資料の中でどのようにそのありようを確かめられるのでしょうか。「伝統文化」の具体的な様相と変遷について幅広く知識を深めるとともに、「伝統」とは何かという問いについても考察することを目指します。

授業の到達目標

・伝統文化に関する知識を理解できる。
・日本文化の思想に関する知識を理解できる。
・現代社会における文化伝統の継承と発展について、自らの考えを表現することができる。
・日本の年中行事に関する基礎的知識や、日本の伝統文化の基盤となっている思想につい
て説明できる。
・興味をもった事柄について参考文献などを通して発展的に自ら調査できる。

成績評価の方法および基準

小テスト(60%)と最終レポート(40%)によって評価します。
小テストはLMSを用いて行い、授業に関する問題を出題します。提出時に採点され、誤答にはフィードバックがなされます。
最終レポートは「①題意理解 ②論理構成、考察力 ③表現、文字の正確さ ④知識理解 ⑤遵守」の5項目をルーブリックにより評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストはプリントを用意し、参考文献は授業時に紹介します。
参考文献

準備学修の内容

授業外学習用にLMSで公開される補足資料やウェブサイトに目を通し、発展的に学習する。
授業で配付されたレジュメや紹介された参考文献に目をとおし、次回の授業時までに疑問点を質問できるようにしておく。

その他履修上の注意事項

 授業中の質問やコメントシート等を通じて、積極的な授業参加を求めます。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:前期の復習 《講義》
第2回年中行事:八朔 《講義》
第3回年中行事:観月宴 《講義》
第4回伝統文化を理解するための基礎知識(1):日本の古典芸能(話芸) 《講義》
第5回年中行事:重陽 《講義》
第6回伝統文化を理解するための基礎知識(2):漢詩文 《講義》
第7回年中行事:亥の子餅 《講義》
第8回年中行事:新嘗祭 《講義》
第9回伝統文化を理解するための基礎知識(3):日本の古典芸能(近世演劇) 《講義》
第10回年中行事:仏名会 《講義》
第11回伝統文化を理解するための基礎知識(4):仏教 《講義》
第12回年中行事:追儺 《講義》
第13回年中行事:人日 《講義》
第14回年中行事:白馬節会 《講義》
第15回総括(オンライン) 《講義》