担当者 | 二村 英夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-202 |
経済政策論Ⅰで学んだ基本的なマクロ経済の枠組みや経済政策の効果を整理したうえで、閉鎖経済、開放経済における政策効果を異なる国際通貨制度や金融自由化・グローバル化が進展するなかで明確にします。また、期間をさらに長く見た場合の1国の経済成長の要因を理論的にみてみましょう。さらに、金融政策のルールか裁量かを巡る問題、国際的な政策協調、政府負債と財政赤字など今日の重要な問題を理解することを狙いとします。
閉鎖経済における1国の経済政策の基礎理論の理解が前提になります。これに加えて国際的な環境を加えた場合、これまでの主要な経済政策の波及プロセスや政策効果がどのように変化するかを説明できることが到達目標です。為替レートや金利の変化、国際通貨制度など国際的な条件が異なる場合の政策の効果を理解することです。また、1国を長い目で見た場合の経済成長の条件を多角的に説明できることも到達目標の一つです。さらに、最新の経済政策に関する問題点を理解し説明できるようになることも到達目標の一つです。
授業中に出す宿題(20%)、中間テスト・期末テスト(70%)から総合的に評価します。また、その他(10%)として、授業への出席状況、宿題の提出期限の順守なども評価の参考とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『マクロ経済学2(第4版)応用編』 | N.グレゴリー・マンキュー | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『国際経済学 理論と政策 下 金融編』 | P.R.クルーグマン | 丸善出版 |
授業の配布資料は、当日の午前9時にはLMSに掲載しますので予め目を通しておくことがよいです。授業の後に授業で配布した資料をベースに復習を心がけてください。学期間中にLMSに、自習用問題を出しますので解いてください。また、日頃から金融経済のニュース報道に関心を持ってください。
原則、経済政策論Ⅰを履修し、この内容を理解したうえで経済政策論Ⅱを履修して下さい。経済政策論Ⅰが基礎編、経済政策論Ⅱは応用編となります。授業形式は講義が中心になります。
社会状況及び履修状況によっては、2020年度、2021年度と同様、オンライン授業で実施する場合もあります。この場合、授業資料、音声データ、自習用問題などを中心に講義して参ります(常にLMSの該当科目に注意しておいてください)。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 閉鎖経済における経済政策の効果(IS/LMモデル)の復習 |
第3回 | 開放経済における経済政策の効果(マンデル・フレミング・モデル) |
第4回 | 短期から長期へ:物価水準の変化を伴うマンデル・フレミング・モデル |
第5回 | 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレード・オフ |
第6回 | すべての親モデル(これまでの視点を包括したモデル) |
第7回 | 成長理論(超長期の経済の捉え方) |
第8回 | ロバート・ソローの成長理論(貯蓄率の役割) |
第9回 | 成長理論(技術進歩、人的資本、内生的成長論) |
第10回 | 経済成長の源泉の計算(ソローの残差、リアルビジネスサイクル論) |
第11回 | 安定化政策 |
第12回 | 金融政策についてルールか、裁量か |
第13回 | 国際的な政策協調について |
第14回 | 政府負債と財政赤字 |
第15回 | まとめ 自習用問題に関する解説をオンラインで実施します。 |