担当者 | 二村 英夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | MOF-309 |
国際金融論Ⅱでは、国際金融論Ⅰにおいて習得した基礎理論に基づいて、戦後の国際金融問題として起こってきた様々な問題を説明します。具体的には、石油ショック、中南米諸国を中心とした累積債務問題、アジア通貨危機、EUにおける統一通貨ユーロの問題やギリシャの危機、英国のEU離脱の問題、サブサハラ・アフリカ諸国の重債務・貧困国の問題、金融派生商品取引や証券化とリーマンショックなどです。
修得目標は、国際金融の基礎理論と照らし合わせながら戦後に実際に起こった国際金融経済問題を理解することです。到達目標は、国際金融経済の問題に対し、実際の結果に至る原因、波及メカニズムなどを検証できる能力を養うこと、現在生じてきている国際金融経済の現象から、これまでの経験、基礎理論をフル活用して、自分なりに将来起こりうる結果の予想を立てる力を身につけることを目標とします。
授業内に出す宿題(40%)、学期末に行う試験(50%)、その他(10%)として授業への出席状況、授業への積極的な姿勢などを加えて総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『国際金融問題』 | 二村英夫 | 渓水社 |
参考文献 | 『入門国際金融(第4版)』 | 高木信二 | 日本評論社 |
参考文献 | 『クルーグマン国際経済学 理論と政策 下:金融論』 | ポール・クルーグマン | 丸善出版 |
講義で配布された授業資料をもとに復習することを薦めます。LMSに授業資料と自習用問題を掲載します。自習用問題は必ず自分で解いてみてください。
国際金融論Ⅰと国際金融論Ⅱを継続して履修することを推奨します。授業形態は講義が中心ですが、必要なところはビデオ教材を使う予定です。社会状況によっては、2020年度、2021年度と同様、オンライン授業に切り替える場合もあります。この場合、授業資料、音声データ、自習用問題で講義します。LMSの該当科目に常に注意しておいてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 為替レートの決定理論(短期均衡) |
第3回 | 為替レートの決定理論(期待の役割、Jカーブ効果) |
第4回 | IMF(国際通貨基金)の役割について |
第5回 | 1970年代石油ショックと中南米諸国の累積債務問題 |
第6回 | 重債務・貧困国をめぐる問題 |
第7回 | サブサハラ・アフリカ諸国の問題 |
第8回 | 東アジア諸国の発展 |
第9回 | アジア通貨危機の発生と国際金融問題 |
第10回 | ヨーロッパの通貨統合をめぐる問題 |
第11回 | ギリシャ危機および英国のEU離脱の問題 |
第12回 | リーマンショックと世界的な金融危機 |
第13回 | 国際的な政策協調の問題 |
第14回 | リーマンショック後の各国の経済政策の動き |
第15回 | まとめ 自習用問題に関する解説をオンラインで実施します。 |