担当者 | 内山 由美子教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 1単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | FUN-202 |
養護教諭に必要とされる看護援助の原理・原則を理解し、基礎的な知識と技術を習得するための実習である。
なお、本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は病院等の臨床現場や消防の病院前救急相談の経験を持つ看護師であり、また、児童福祉施設での実務経験や医原性感染症被害者の相談活動の経験を有する社会福祉士です。学校保健現場で必要となる看護分野の知識や技術の習得だけでなく、医療や福祉分野との連携をはかることができる養護教諭育成を目指し、医療・福祉の両現場経験を交えた講義を展開していきます。
1)養護教諭に必要な看護技術の原理・原則を理解し、技術を実践することができる。
2)大学内にある診療所を見学し、その機能と役割を説明することができる。
3)学校保健現場で遭遇すると考えられる事例について、緊急度判断のツールを活用し、考察することができる。
4)学校現場における応急処置の基本を理解し実践することができる。
実習日のうち4/5以上出席し、期日までに提出物を提出できた場合、以下の基準で成績評価を行います。
(出席日数不足や提出物遅延は評価の対象とならず、単位を修得できません)
実技試験:30%
診療所見学実習前・後レポート課題:10%
筆記試験:50%
ポートフォリオ:10%
実習は全日参加しなければなりません。
減点:総合評価点より、欠席は1日につき5点の減点、遅刻早退は3点の減点になります。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 新版 ここがポイント! 学校救急処置: 基本・実例、子どものなぜに答える | 全養サ書籍編集委員会 (著) | 農山漁村文化協会 |
参考文献 | |||
参考文献 |
・テキストの他にE-ラーニング教材を使用します(E-ラーニング教材は履修登録後アカウントを発行します)。
・予習・復習をした上で実習に参加してください。
・実習中にわからなかったところは必ず教員に確認してください。
・ペアを組んで実習を行いますので、遅刻・欠席の場合、必ず前もって連絡をしてください。
・授業は、「正常な状態の把握方法」を理解した上で「異常の発見」ができるよう進めますので、授業で学んだ正常値・正常と判断する指標は必ず覚えるようにしてください。
・看護学Ⅰの単位を修得していない学生、GPAが2.20以下の学生は履修できません。
・指定された記録物は必ず期日までに提出してください(提出遅延は採点しません)。
・詳細は実習ガイダンス時に配布する実習要項を参照してください。
・本科目と、看護実習Ⅱで着用する指定のユニフォームの購入があります(学生負担)。
・実習ガイダンス時に資料と実習要項を配布します。
・この科目で使用するテキスト・E-ラーニング教材は看護学Ⅲ、看護実習Ⅱ、養護実習でも使用します。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 実習ガイダンス、実習ノートの説明 診療所オリエンテーション(診療所の機能と役割の理解) |
第2回 | フィジカルアセスメントに必要なスキル 触診・打診・聴診のポイント |
第3回 | フィジカルアセスメント・看護技術(呼吸器系) E-ラーニング:コンテンツーフィジカルアセスメントー呼吸器のアセスメントその1、その2 |
第4回 | フィジカルアセスメント・看護技術(循環器系) E-ラーニング:コンテンツーフィジカルアセスメントー循環器のアセスメント |
第5回 | フィジカルアセスメント・看護技術(消化器系) E-ラーニング:コンテンツーフィジカルアセスメントー消化機能のアセスメント、腹が痛い患者さんの場合 |
第6回 | フィジカルアセスメント・看護技術(脳神経系) E-ラーニング:コンテンツーフィジカルアセスメントー高次脳機能のアセスメント |
第7回 | フィジカルアセスメント・看護技術(筋・骨格系) E-ラーニング:コンテンツーフィジカルアセスメントー運動機能のアセスメント その1、その2 |
第8回 | 診療所見学実習(診療所の予定に合わせて実習を組むため、土曜日午前中に行う) 診療所実習前レポートを診療所実習前までに済ませ、教員に確認を受けておくこと。 |
第9回 | 救急処置で大切なこと ・救急処置の基本 |
第10回 | 救急処置の実際(外科的なもの) (1)創傷(傷) (2)打撲(打ち身) (3)骨折・捻挫・突き指・脱臼 (4)筋肉・腱・関節の痛み |
第11回 | 救急処置の実際(外科的なもの) (5)鼻出血 (6)熱傷(やけど) (7)異物混入 (8)その他(野外学習での救急処置) |
第12回 | 救急処置の実際(内科的なもの) (1)共通する救急処置 (2)頭痛・発熱 (3)腹痛・下痢 |
第13回 | 救急処置の実際(内科的なもの) (4)発疹・湿疹 (5)アレルギー疾患 (6)気分が悪いなどの訴え (7)てんかん |
第14回 | 総まとめ 実技試験・筆記試験 |
第15回 | オンライン授業(オンライン授業の開催日は変更になる可能性がありますので、授業内でお知らせします) |