担当者 | 徳山 英邦教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 必修 4単位 [経済学研究科 経営学専攻] | |
科目ナンバリング |
この科目の目的は、会計学の基礎概念を修得することを第一とします。次に、受講者自らが研究テーマを選定して、その研究テーマに焦点を合わせた学びを進展させることによって修士論文という成果物の作成に至る前段を学修します。会計学の領域で、各自の問題意識やアプローチに基づいて論文の基礎となるレポートを作成します。文献を収集し、論文・レポート構成を示し、研究発表、質疑応答を行うというプロセスを繰り返します。テーマの選定、文献収集と整理、注や引用の仕方等の文章作成上の作法の修得を行います。さらに、論文の焦点に関する論理展開を掘り下げていくために、受講者同士の質疑応答を行います。
論文作成に必要な会計学及び簿記論上の知識を修得することはいうまでもなく、各自が独自の切り口をもった論文を完成させることを目標とします。形式要件(論文執筆上の約束事)と内容要件(テーマの選定とその構成)についての所定の型を理解すること、そしてそのフレームの枠内で、先行研究を踏襲して、なんらかの問題提起や解決の方策を提示することを目標とします。
修士論文準備レポートの中間報告(30%)、各回の取組姿勢(70%)を目途に総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | テキスト:特に指定しません。各自の研究テーマに応じて良書を紹介します。 | ||
参考文献 |
自ら設定したテーマに関連するものだけではなく、会計学全般にわたる文献・論文を広く読み、会計的専門知識と周知の汎用知識とを関連づけて基盤を強くするように努めてください。
過去2回分との関連学習60分、学習全体における今回の学びの位置づけの理解30分、その未消化領域の復習30分を目安に学習してください。
修士論文を完成させるという強い意志をもって、意欲的にテーマに関する研究を行って下さい。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 会計学、財務会計の研究領域と研究手法、そして大学院の学び |
第2回 | 論文構成のマッピングの手法学習 |
第3回 | 学部における学習内容の確認・提示と質疑応答 |
第4回 | 会計学、財務会計の基礎と研究アプローチ |
第5回 | 研究領域の論点整理 |
第6回 | 研究領域の論点①(基礎概念)に関する質疑応答 |
第7回 | 研究領域の論点②(基礎概念)に関する質疑応答 |
第8回 | 研究領域の論点③(基礎概念)に関する質疑応答 |
第9回 | 研究領域の論点④(基礎概念)に関する質疑応答 |
第10回 | 論文構成のマッピング、ロードマップ原案 |
第11回 | 研究領域の決定と論文の構成(目次)の仮決定 |
第12回 | 論文の構成(目次)に関する質疑応答 |
第13回 | 各章の各論の展開と報告(概要) |
第14回 | 中間報告会(研究領域と研究テーマの関係性の提示) |
第15回 | 修正報告 |
第16回 | 夏季中における進展箇所の提示と質疑応答、形式要件(脚注、図表、参考文献リスト等)の確認 |
第17回 | 各章の各論の焦点とその展開(各論1) |
第18回 | 各章の各論の焦点とその展開(各論2) |
第19回 | 論文のタイトルの仮決定、構成(目次)チェック、焦点の明確化 |
第20回 | 各章の各論の焦点とその展開展開(各論3) |
第21回 | 質疑応答の反復による論文の精緻化 |
第22回 | 各章の各論の展開と報告(各論4) |
第23回 | 質疑応答の反復による論文の精緻化 |
第24回 | 質疑応答の反復と論文の精緻化と小括① |
第25回 | 各章の各論の展開と報告(各論5) |
第26回 | 質疑応答の反復による論文の精緻化と小括② |
第27回 | 各章の各論の展開と報告(各論6) |
第28回 | 形式要件の確認 |
第29回 | 質疑応答の反復による論文の精緻化:焦点の明確化 |
第30回 | 修士論文の構成原案の提示 |