日本映画史Ⅰ
担当者筒井 清忠教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLT-105

授業の概要(ねらい)

 時代劇を中心に日本映画の歴史を学びます。リュミエール兄弟のシネマトグラフ発明から比較的早い時期に日本では京都に映画が上陸、日本固有のジャンルである時代劇を一つの軸としてそれは発達しました。そして、映画全盛期の間、それは極めて多く作られました。したがって時代劇の歴史を学ぶことは日本映画の歴史を学ぶことになります。授業は学生のレポートと質問に答える形になります。レポートを提出し積極的に質問してください。

授業の到達目標

 日本映画の歴史についての基礎的知識を習得し、その上で日本映画の歴史について他者に説明できます。
日本映画を通して日本文化の継承と発展についての専門的知識を習得しています。
日本文化に関する専門的知識を多方面に応用することができます。

成績評価の方法および基準

 毎回レーポートを提出してください。
このレーポート内容を重視します。
提出されたレーポートの内容については毎回授業内で説明を実施します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし
参考文献

準備学修の内容

 採り上げる映画の監督・原作者・脚本家等スタッフのほかの作品にも接して理解を深めレポートをまとめておいてください。この予習が不十分であると授業内容の理解が難しくなります。

その他履修上の注意事項

 出席は当然ですが、毎回予習とレポートの提出を欠かさないでください。
欠席等は大学の規定に従います。
1回分の授業をオンラインで行います。授業中に指示しますから必ずそれに従って受講してください。

授業内容

授業内容
第1回 日本映画の発祥
第2回 大正期の映画
第3回 時代劇の誕生
第4回 反逆的時代劇と明朗時代劇
第5回 サイレントからトーキーへ
第6回 歴史映画と戦争の時代
第7回 占領軍の映画政策
第8回 講和条約と時代劇の復活
第9回 東宝時代劇と黒沢明
第10回 新東宝時代劇と中川信夫
第11回 日活時代劇と新国劇
第12回 松竹時代劇と歌舞伎
第13回 大映時代劇1-『羅生門』
第14回 大映時代劇2-溝口健二
第15回 大映時代劇3-衣笠貞之助