ベンチャー・ビジネス論Ⅱ
担当者大脇 淳一教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-306

授業の概要(ねらい)

ベンチャー・ビジネスとは冒険である。自身の技術やアイデアの新規性、秀逸性への過信により、新規事業が行き詰まることはよくあることである。しかし、失敗を恐れず、経済の成長と活性化の担い手としての次世代ベンチャーが期待されていることも確かである。
本講義では、様々なベンチャービジネスの実例を共に確認し、アントプレナーとしての直感を磨きながら、イノベーションを起こすことのできるベンチャーマインドを醸造していくことを目的とする。

授業の到達目標

・新規事業の典型的な失敗パターンを判断できるようになる。
・自身の仮説を事実に変える方法を身につける。
・創造的思考の基礎である知識を消化し、組み合わせ、関連性を浮き上がらせる直感を磨く。

成績評価の方法および基準

・試験は行わず、第13回に実施するビジネスモデル模擬及び出席によって100%評価します。
・模擬に関しては事前に告知をし、様式等は試験当日に配布をするので、皆さんが自身で準備する必要はありません。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献起業の失敗大全―スタートアップの成否を決める6つのパターンートム・アイゼンマン (著), グロービス (翻訳) ダイヤモンド社

準備学修の内容

・専門的な用語等については、講義内で適宜分かりやすく説明するので、予習の必要はありません。
・復習に関しては、講義で身につけた知識を日常で実践できるよう、意識をして生活を送ってみてください。
・新聞や雑誌、インターネット等で、関心の持てる記事などを見つけたら、スクラップをして、自身オリジナルの資料を作ってみてください。

その他履修上の注意事項

・板書等をメモできるノートや用紙を用意しておくことが望ましいです。
・資料の配布がある場合はLMSにアップロードするので、使い方を確認しておいてください。
・必要に応じて外部講師(ゲストスピーカー)に来てもらう場合があります。
・各回の講義は授業内容によりますが、皆さんの希望や進捗状況により、内容や進度、スケジュールは適宜変更する場合があります。
・状況によってオンライン授業に変更になった場合は、受講生の皆さんの不利益にならない形で、講義や模擬の形態を変更し、情報を伝えるので心配しないでください。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(ベンチャー・ビジネスとは何か)
第2回アントレプレナーとして知っておいて欲しいこと(前期のおさらい)
第3回戦術の危険性
第4回起業家の経験不足
第5回見つけたチャンスの問題
第6回予想外の成功
第7回規模化の失敗
第8回急速な上昇と急速な下降
第9回投資のリスク
第10回規模化のリスクと戦略
第11回ビジネス閉鎖のタイミング
第12回失敗の癒し方と立ち直り方
第13回1時間ビジネスモデル模擬
第14回ベンチャービジネスの実例
(映像又はゲストスピーカー)
第15回講義全体のまとめと発表