担当者 | 田所 承己教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-243 |
この授業では、日常的なコミュニケーションに関する社会学的リテラシーを身につけることを目指します。日常生活はLINEを介した日常会話からYouTube視聴まで、多彩なコミュニケーションであふれています。コミュニケーションとは人と人とが会話することだけではありません。落書きをする、ロリータファッションにこだわる、ディズニー映画を観る、ゆるキャラに惹かれる、恋愛する、ダンスに魅せられる、陰謀論に右往左往する、家族を作る、「コミュ力」を高める、コミュニティを作る、などさまざまな広がりを見せます。この授業では、それらの多彩な日常的コミュニケーションの仕組みを解き明かし、自分のコミュニケーション生活を豊かにする手掛かりを得るとともに、社会学的なコミュニケーション論の考え方の基礎を学びます。
この授業では、授業時間中に質疑タイムを設けたり、グループワークやペアワークを行った上でリアクションペーパーを記入してもらい、その回のトピックに関する理解を深める作業を行います。
(1) 日常的なコミュニケーション現象を自分なりに論理的に説明することができる
(2) コミュニケーション現象を専門的用語を用いて説明できる
(3) 授業で学んだコミュニケーション論の視点から様々な現象を自分なりに説明できる
・リアクションペーパー:20%(授業中に提出:毎回、授業で学んだトピックに関連する内容を自分なりに論理的に説明する)
・授業態度:30%(授業中の質疑への参加)
・レポート:50%(授業で学んだコミュニケーション論の視点から特定の現象を専門用語を用いて説明する)
※フィードバック方法
レポートに関しては提出後の次の授業回で解説やコメントを行う
授業中の質問に関しては、その場で回答する
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『いろいろあるコミュニケーションの社会学』 | 有田亘・松井広志編 | 北樹出版 |
・授業で学んだコミュニケーション論の視点から特定の現象を専門用語を用いて説明するレポートの作成
・この授業ではグループワークやペアワークも行う関係上、対面授業となる点に留意してください。
・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
・この授業ではグループワークを行う関係上、定員を設けています。定員を超えた場合は選抜となるため、第1週の出席と課題提出が必須となります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | ファッションと「見る/見られる」 |
第3回 | ゆるキャラとは何か? |
第4回 | ディズニー映画とウォルトと戦争 |
第5回 | 落書きはコミュニケーションか? |
第6回 | コミュ力は必要か? |
第7回 | 家族をダメにするコミュニケーション |
第8回 | 中間まとめ |
第9回 | 草食系男子と恋愛の現在 |
第10回 | 恋愛と性 |
第11回 | ダンスの快楽 |
第12回 | リアリティショーの魅力 |
第13回 | カウンターナレッジ |
第14回 | 近所のクレーマーはなぜ増えた? |
第15回 | 期末レポート相互評価と講評 |