メディア社会論Ⅱ
担当者田所 承己教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-316

授業の概要(ねらい)

 この授業では「メディア社会学」の視点から、写真、スター、テレビドラマ、パワースポット、ディズニーランド、都市空間、聖地巡礼などを素材として採り上げ、メディア文化やメディア現象を「社会学」的に分析するとはどういうことなのか基礎的な理解を深めることを目的とします。授業後半では、より専門的な力を身につけるため、消費社会論、疑似イベント論、シミュラークル論、物語消費論、データベース消費論、コミュニケーション論、さまざまな理論的視座や方法論を学びます。
 この授業では、授業時間中に質疑タイムを設けたり、グループワークやペアワークを行った上でリアクションペーパーを記入してもらい、その回のトピックに関する理解を深める作業を行います。

授業の到達目標

 (1)広範なメディア事象を自分なりに論理的に説明することができる
 (2)広範なメディア事象を専門的用語を用いて説明できる
 (3)授業で学んだメディア社会学の専門用語を用いて、一見異なる事象を関連づけて説明することができる

成績評価の方法および基準

 ・リアクションペーパー:30%(授業中に提出:毎回、授業で学んだトピックに関連する内容を自分なりに論理的に説明する)
 ・授業態度:20%(授業中の質疑への参加)
 ・レポート:50%(授業で学んだメディア社会学の専門用語を用いて特定のメディア事象を説明したり、異なる事象を関連づけて説明する)
 ※フィードバック方法
 レポートに関しては提出後の次の授業回で解説やコメントを行う
 授業中の質問に関しては、その場で回答する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『映像文化の社会学』長谷正人編有斐閣
参考文献『ディズニーランドの社会学』新井克弥青弓社

準備学修の内容

 ・授業で学んだメディア社会学の視点から特定の現象(あるいは複数の現象)を専門用語を用いて説明する小レポートの作成

その他履修上の注意事項

 ・この授業ではグループワークやペアワークも行う関係上、対面授業となる点に留意してください。
 ・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 スターという映像文化
第3回 写真とコミュニケーション
第4回 テレビドラマの社会学
第5回 パワースポット・ブーム
第6回 都市のメディア化
第7回 ディズニーランドと現代社会
第8回 中間まとめ
第9回 地域イメージとアイデンティティ
第10回 コンテンツツーリズム
第11回 消費社会論
第12回 疑似イベント論/シミュラークル論
第13回 物語消費論/データベース消費論
第14回 コンテクスト論
第15回 期末レポート評価と講評