担当者 | 田宮 憲教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | ECO-101 |
経済学はミクロ経済学とマクロ経済学に大きく分かれます。ミクロ経済学は、個々の消費者・企業などの経済行動を分析し、その相互関係を理解しようとする学問です。一方、マクロ経済学は、経済全体の各集計量(総消費、総投資、総貯蓄など)をもとに経済全体の動きを分析する学問です。
この授業では、経済学の基本的な考え方、経済用語のマスターに重点を置き、身近な経済問題を「経済学」的に理解し、説明できるように講義を行う予定です。経済学は、難解な学問と考えられていますが、基本事項から丁寧に説明し、経済分析の面白さに重点を置いた講義をするつもりです。
経済学Ⅰでは、初学者の経済リテラシーを高めるために、まずマクロ経済学の基礎の学修に重点を置き、現代の日本経済・国際経済の現状を把握できるように授業を構成します。後期の経済学Ⅱでは、ミクロ経済学の基本理論の修得に重点を置き、様々な経済問題、ビジネス問題、そして貿易問題について考察します。すべて、現実に起こっているホット・イシューを取り上げますので、経済学の基本ツールを用いた分析を楽しみながら学んでください。
この授業では、経済学の基本的な考え方を理解し、現実の経済問題を「経済学」的に把握することを目標とします。またアカデミックな内容だけではなく、社会人として必要な経済常識を修得することも目標とします。
経済学Ⅰの履修者は、以下の具体的な到達目標を意識して、学修してください。
(1)マクロ経済学の基本データ(GDP、経済成長率、失業率など)を説明できる。
(2)日本経済の推移を大まかに説明できる。
(3)バブル経済の生成・崩壊過程を説明できる。
(4)アベノミクス〜現政権の経済政策を説明できる。
授業時に行う振り返りノート(リフレクション・ノート) 50%
レポートまたはラーニング・ポートフォリオ(学修実践記録) 50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは特に指定しません。授業の際に、推奨テキスト、参考文献、参考になるURL等を適宜紹介します。 | ||
参考文献 |
「板書」をもとに自ら作成したノート、適宜配布する資料等により予習・復習を行ってください。リフレクション・ノート等の準備については、各授業時に具体的に指示しますので、その学修をもとに経済の基礎を修得してください。
「経済」を理解するには、テキストの学修だけでは不十分です。「日本経済新聞」や経済・ビジネス雑誌を日頃から読む習慣をつけてください。さらに現実のさまざまな「市場」(株式市場や為替市場など)について理解を深めることも重要です。何よりも「貪欲な知識欲」と「忍耐力」「気合」が大切です。習ったことはその場で頭に叩き込んでやるという気迫で授業に臨んでください。授業は、主に板書を用いながら解説します。そのため出席不良の場合は、学修が困難になり、単位取得も難しくなるので、その点十分注意して履修登録をしてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション及びアンケート |
第2回 | 経済の仕組み、経済体制、政府の経済政策などの説明 |
第3回 | マクロ経済学の基礎、基本用語、集計概念の説明 |
第4回 | 日本経済の推移の解説(1) |
第5回 | 日本経済の推移の解説(2) |
第6回 | 近年の日本経済の問題点の整理 |
第7回 | マクロ経済政策(金融政策、財政政策など)について |
第8回 | 日本の財政の現状 |
第9回 | 日本の財政の問題点 |
第10回 | 日本の金融政策の現状 |
第11回 | 日本の金融政策の問題点 |
第12回 | アベノミクス(1) |
第13回 | アベノミクス(2) |
第14回 | 現政権の経済政策の概要 |
第15回 | オンライン授業(LMSによるオンデマンド方式)で実施 前期授業の総まとめ |