担当者 | 中岡 淳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | LAW-102 |
公法・民事法・刑事法の基礎を体系的に学び、すべての法律に共通する条文の読み方、考え方を習得することをねらいとしています。また、この授業では、前期「法学Ⅰ」よりも踏み込んで、権利の実現手続である「民事訴訟法」や「民事保全法」、刑罰の実現手続である「刑事訴訟法」、公務員の活動一般に関わる「行政法」についても言及します。
①公法・民事法・刑事法の仕組みと基本概念について説明することができる。
②民事訴訟や刑事訴訟の流れを理解し、裁判がどのように進むのかを説明できる。
③条文や判例の基本的な読み方を理解し、それに基づいて自分の考えを表現することができる。
①リアクション・ペーパーの提出(50%)と、②学期末の筆記試験の成績(50%)で評価します。ただし、リアクション・ペーパーは、初回を除く、対面授業として予定されている授業全13回のうち、10回以上提出した場合に成績評価の対象とします。期末試験は定期試験期間中に実施します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『現代実定法入門〔第2版〕』 | 原田大樹 | (弘文堂、2020年) |
参考文献 | 『大学生活と法学』 | 江藤祥平ほか著 | (有斐閣、2022年) |
参考文献 | 『法律学の始発駅』 | 長谷部恭男 | (有斐閣、2021年) |
参考文献 | 『法学六法'23』 | 池田真朗 | (信山社、2022年) |
授業の回ごとに教科書の該当する予習範囲を指定します。授業を受ける前に該当箇所を一読し、重要だと思われる用語や難解な箇所にチェックをしておいてください。授業を受けた後は、筆記試験に向けて、教員が配布するレジュメに記載された練習問題を繰り返し解き、知識の定着に努めてください。
授業に参加する際は、教科書とレジュメを必ず持参してください。また、板書や教員の発言をレジュメやノートなどに適宜メモをするようにしてください。講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当する場合には退室をお願いしています。法学部生でない受講生は、参考文献に記載の『法学六法』の購入を推奨します。前期「法学Ⅰ」を受講していない学生の参加も歓迎します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 法学の思考方法と法の種類 |
第2回 | 法の世界のアクターとなる資格 |
第3回 | 法人格の存在意義と種類 |
第4回 | 財産に関する法 |
第5回 | 取引に関する法 |
第6回 | 事故に関する法 |
第7回 | 権利の実現手続に関する法 |
第8回 | 刑事法と犯罪論の基礎 |
第9回 | 刑罰の実現手続に関する法 |
第10回 | 映画鑑賞から考える司法制度①:『12人の優しい日本人』(前編) |
第11回 | 映画鑑賞から考える司法制度②:『12人の優しい日本人』(後編) |
第12回 | 規制行政と法 |
第13回 | 給付行政と法 |
第14回 | マンションをめぐる法 |
第15回 | 裁判員制度について考える(LMSによるオンデマンド形式) |