担当者 | 中岡 淳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | LAW-101 |
大学生が日々の生活で直面する法律問題を素材に、法学一般の基礎的な知識を習得することをねらいとしています。具体的には、新歓コンパでの飲酒の強要やサークルでの揉め事、キャンパス・セクハラや就活など、学生生活で生じる身近な出来事を取り上げ、それが如何に法とかかわるのかをディスカッションを交えながら一緒に考えていきます。
①法の仕組みを理解し、日常生活で出会う事柄を法的な観点から考える力を習得する。
②「契約」や「犯罪」、「名誉毀損」などの法学の基礎的な概念を他者に説明できる。
①リアクション・ペーパーの提出(50%)と、②学期末の筆記試験の成績(50%)で評価します。ただし、リアクション・ペーパーは、初回を除く、対面授業として予定されている授業全13回のうち、10回以上提出した場合に成績評価の対象とします。期末試験に関しては、採点終了後にLMS等で解説と講評を行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『大学生活と法学』 | 江藤祥平ほか著 | (有斐閣、2022年) |
参考文献 | 『現代実定法入門〔第2版〕』 | 原田大樹 | (弘文堂、2020年) |
参考文献 | 『法律学の始発駅』 | 長谷部恭男 | (有斐閣、2021年) |
授業の回ごとに教科書の該当する予習範囲を指定します。授業を受ける前に該当箇所を一読し、重要だと思われる用語や難解な箇所にチェックをしておいてください。授業を受けた後は、筆記試験に向けて、教員が配布するレジュメに記載された練習問題を繰り返し解き、知識の定着に努めてください。
授業に参加する際は、教科書とレジュメを必ず持参してください。また、板書や教員の発言をレジュメやノートなどに適宜メモをするようにしてください。講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当する場合には退室をお願いしています。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 法的観点から考える大学の存在意義 |
第2回 | 新歓コンパの法的リスク |
第3回 | 「契約」の意味と成立要件 |
第4回 | ネット空間の誹謗中傷とサイバー法 |
第5回 | 恋愛に伴う法律問題 |
第6回 | 「性」のカミングアウトとアウティング |
第7回 | 「追放」から考える刑罰 |
第8回 | 留学によって得られる法的知見 |
第9回 | 信用が繋ぐ社会、信用が縛る社会 |
第10回 | 選挙とデモに意味はあるのか |
第11回 | 障害をもつことと法 |
第12回 | 家族をつくることの自由と責任 |
第13回 | 法的観点から考える就活と労働 |
第14回 | 著作権法と電子の世界 |
第15回 | 学習内容の総復習(LMSによるオンデマンド形式) |