担当者 | 長谷川 陽子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | FUL-304 |
本講義では、法の根本問題に関わる現代法哲学の展開を概括します。原理的・理論的な考察を必要とする法の根本問題とはいかなるものであり、それにかかわる法哲学的議論の状況がどのようになっているかについて解説します。法の全体像と法に関する基本的な考え方を理解することで、法実務や法実践の場における姿勢の基礎を構築します。
①法の現状と法哲学のかかわりについて理解することができる。
②法哲学における議論の焦点を把握することができる。
学期末の論述式試験(83%)を中心に評価します。出席確認を兼ねた感想シート(13%)を配布し、内容に応じて加点をします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | レクチャー法哲学 | 那須耕介・平井亮輔 編 | 法律文化社 |
参考文献 |
授業の該当箇所の教科書とレジュメ内容などの予習・復習を行ってください。
関心を持った原典については、各自で読み進めるようにしてください。
内容の連続性から法哲学Ⅰと継続して受講することが望ましいです。
講義中は、他人への迷惑行為および私語を禁じていますので、該当の場合には退室をお願いしています。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:全体の概観 法哲学Ⅱの問題設定と概要の説明 |
第2回 | 世代間正義とグローバルな正義(1)グローバリズム |
第3回 | 世代間正義とグローバルな正義(2)世代間正義 |
第4回 | 世代間正義とグローバルな正義(3)グローバルな正義 |
第5回 | 生命倫理と法主体の行方(1)医療における法主体の確立 |
第6回 | 生命倫理と法主体の行方(2)医療における法主体の変化 |
第7回 | 法の支配と公共性 |
第8回 | 法の支配への希望と失望(1)ポスト冷戦世界の普遍理念 |
第9回 | 法の支配への希望と失望(2)日本の場合 |
第10回 | 思想史的瞥見(1)課題と構想:古代~中世 |
第11回 | 思想史的瞥見(1)課題と構想:近代 |
第12回 | 法の支配をめぐる思想の源流と諸水脈:原点と分岐点 |
第13回 | リーガリティをめぐる現代の法理論(1) |
第14回 | リーガリティをめぐる現代の法理論(2) |
第15回 | 全体のまとめ:人と法全体が直面する問題を再考する。 |