社会学文章表現研究Ⅱ
担当者阪本 博志教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-302

授業の概要(ねらい)

 この授業は、本学科のディプロマポリシーのうち、「調査・研究の成果をもとに論理的な主張を展開できる」をねらいとするものである。
 
 「論理的な主張を展開できる」ことは、卒業研究において重要であるのはもちろんのこと、大学卒業後においても重要な力である。この授業では、文章の書き方からレポートや論文の構成にいたる方法を受講者・教員がいっしょに学びあうとともに、実際にその方法をもちいることを試みる。

 授業の具体的な進行は、次のとおりである。
 Ⅰでは、梅棹忠夫『知的生産の技術』鶴見俊輔『文章心得帖』を読む。受講者には、毎回の講読シートへの記入とその内容を授業中に発言することが求められる。この2冊を読み終えたあと、1冊目の新書の書評を執筆する。執筆にあたっては、添削指導をおこなう。こうして作成したレポートを提出する。
 Ⅱでは、『文章心得帖』の続きを読んだあと、本多勝一『日本語の作文技術』を読む。受講者には、毎回の講読シートへの記入とその内容を授業中に発言することが求められる。そのうえで、レポート(書評)を執筆する。執筆にあたっては、添削指導をおこなう。こうして作成したレポートを提出する。

授業の到達目標

①個人的な意見と根拠に基づく知識との違いを理解したうえで、自分の考えを表明することができる。
②文献を正しく引用できる力を身につける。

成績評価の方法および基準

平常点(講読シートの提出) 60%
期末レポート 40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『文章心得帖』鶴見俊輔ちくま学芸文庫
教科書『〈新版〉日本語の作文技術』本多勝一朝日文庫
参考文献

準備学修の内容

 下記「各回の授業内容」で指定されている分量ずつテキストを読み、そのポイント等を講読シートに記入する。

その他履修上の注意事項

①受講人数等によって、内容や進度の調整をすることがある。
②レポートの作成時には、各受講生に対し添削指導をする。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回『文章心得帖』(1)
第3回『文章心得帖』(2)
第4回『文章心得帖』(3)
第5回『〈新版〉日本語の作文技術』第1章
第6回『〈新版〉日本語の作文技術』第2章
第7回『〈新版〉日本語の作文技術』第3章
第8回『〈新版〉日本語の作文技術』第4章(1)
第9回『〈新版〉日本語の作文技術』第4章(2)
第10回『〈新版〉日本語の作文技術』第5章・第6章(1)
第11回『〈新版〉日本語の作文技術』第6章(2)・第7章
第12回『〈新版〉日本語の作文技術』第8章
第13回『〈新版〉日本語の作文技術』第9章
第14回レポートの作成と添削
第15回これまでのまとめ等(オンライン)