日本語コミュニケーションⅠ
担当者中沢 紀子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングJLN-101

授業の概要(ねらい)

 私たちは、状況に応じて日本語を使い分けている。例えば初対面のあいさつの際、「鈴木です。よろしくお願いします」とは言っても、「鈴木ですよ。よろしくお願いします」とは言わない。このように、私たちは特定の場面ではこの表現で話すという使い分けを無意識に行っている。授業では、私たちが普段使用している日本語を題材にしながら、日本語とはどのような仕組みに基づいて成り立っているのか、そしてその奥にあるコミュニケーションとは何なのかを考えていく。

授業の到達目標

 ・日本語を客観的に考察し、説明することができる。
 ・日本語の一般的特徴を説明することができる。

成績評価の方法および基準

 テスト(60%)・(授業等で実施する)課題(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書 授業ではプリントを配布する。
参考文献
参考文献

準備学修の内容

 授業では、レポートを課すことがある。準備学修では、その際に必要な言語事例をそろえておくことが求められる。この事例採取については、授業時に指示する。

その他履修上の注意事項

 授業内で感想・現在気になっている言葉などコメントを書いてもらうことがある。
 また回によって、ペア・グループワークを行う。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス(「日本語を学ぶとはどういうことか?」について学ぶ。)
第2回 言語の一般的特徴①(「言語とヒト:人間と動物のコミュニケーションの違い」について学ぶ。)
第3回 言語の一般的特徴②(「言語の恣意性」について学ぶ。)
第4回 言語の一般的特徴③(「ラングとパロール」について学ぶ。)
第5回 日本語の音声①(母音)
第6回 日本語の音声②(子音)
第7回 日本語の音声③(拍)
第8回 日本語コミュニケーション①(「3つのコミュニケーション手段」について学ぶ。)
第9回 日本語コミュニケーション②(「3つのコミュニケーション手段」について学ぶ。)
第10回 日本語コミュニケーション③(「3つのコミュニケーション手段」について学ぶ。)
第11回 日本語の人物呼称
第12回 マンガにみられるオノマトペ
第13回 テストと解説
第14回 日本語話者が気づかない日本語①
第15回 LMS授業:到達目標について確認を行う(日本語話者が気づかない日本語②)。