担当者 | 中西 宏太教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SOC-202 |
世の中には、国勢調査や家計調査、意識調査など多くの社会調査が存在する。それらは、政府の政策を決定するための貴重な基礎資料として活用されたり、企業の経営方針策定に活用されることもあれば、研究者の基礎データとして活用されることもある。
一方で、社会調査は正しい方法論を経ない場合、間違った、もしくはもっともらしい示唆や結論を出すことが大変多いことも事実である。いわゆるバイアスが多々存在するのである。本講義では、社会調査の正しい方法論と分析方法を学ぶ。
社会査論(1)で学習した社会調査の基礎概念と方法論を活用して、特に各種のバイアスに注目しながら、より多くの社会調査文献を読み解く。
文献は、日本政府、NHK、広告代理店などが行った調査に加え、データの読み方・理解の仕方についてのものを活用する。
(数学的な統計分析は行わない)
(1)既存の社会調査の手法と分析方法を理解できるようになる
(2)各種調査結果について批判的分析ができるようになる
出席率を鑑み、毎回のオンライン確認テスト・ディスカッション(60%)、レポート(40%)によって評価する(コロナの状況、受講者数などによって試験かレポートかを決定する)。
また、コロナ対策による対面・オンライン授業の情況をみて変更する可能性もある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | NHK放送文化研究所編 | 『現代日本人の意識構造』(第9版) | NHK放送文化研究所(2020年) |
参考文献 | 中室牧子・津川友介 | 『「原因と結果」の経済学』 | ダイヤモンド社(2017年) |
参考文献 | ハンス・ロスリング | 『ファクトフルネス』 | 日経BP(2019年) |
参考文献 | 博報堂生活総合研究所 | 『生活者の平成30年史—データで読む価値観の変化』 | 日本経済新聞出版社(2019年) |
参考文献 | 「データはウソをつく」 | 谷崎一郎 | ちくまプリナー新書 |
参考文献 | 『社会調査法入門』 | 盛山和夫 | 有斐閣ブックス(2004年) |
事前に該当する参考文献を読んでおくこと。
社会調査法(1)を履修していること、もしくは既に『社会調査法入門』を精読していること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業の進め方・評価基準の説明 社会調査法(Ⅰ)の復習 |
第2回 | 社会調査を読む(国勢調査/社会階層)(1) 「原因と結果」の経済学』を読む(2) |
第3回 | 社会調査を読む(社会調査/ジェンダー)(2) 『「原因と結果」の経済学』を読む(3) |
第4回 | 社会調査を読む(社会調査/コロナ)(3) 『「原因と結果」の経済学』を読む(4) |
第5回 | 『ファクトフルネス』 を読む(1) 検定の基本的な考え方 |
第6回 | 『ファクトフルネス』を読む(2) 回帰分析の基本的考え方 |
第7回 | 『現代日本人の意識構造』(第9版) を読む(1) |
第8回 | 『現代日本人の意識構造』(第9版) を読む(2) |
第9回 | 『現代日本人の意識構造』(第9版) を読む(3) |
第10回 | 『現代日本人の意識構造』(第9版) を読む(4) |
第11回 | 『生活者の平成30年史—データで読む価値観の変化』を読む(1) |
第12回 | 『生活者の平成30年史—データで読む価値観の変化』を読む(2) |
第13回 | 『生活者の平成30年史—データで読む価値観の変化』を読む(3) |
第14回 | 総括 |
第15回 | LMS回:内容未定 |