情報社会環境論Ⅱ
担当者池 周一郎教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSOC-104

授業の概要(ねらい)

 インターネットの急速な普及が産業や社会を大きく変えつつある。インターネットは、我々にとって不可欠なインフラストラクチュアとなった。このネットワークの特徴は、多くの国のさまざまな人々がいろいろな形で交流できるそのオープン性にある。しかし、同時にそのオープン性は悪意のある者にも開かれているのである。ネットワークを利用して生きるからには、悪意のあるインターネットの利用者に対して、自らの身を守る術を、自ら考えて身に付けなければならない。また我々は、ネットワークを利用する上での情報倫理を身に付けなければならない。
 後期は、そもそも軍事技術として開発された、米ソ冷戦の落とし子としてのインターネットの誕生から現在までを概観し、コンピュータ、OS、プログラミング、ネットワーク社会への理解を深めたい。社会におけるネットワークの利用とそのセキュリティに重点を置いて、暗号等を講義する。

授業の到達目標

 一般的な大学生レベル以上の人が「情報」に関して当然身に付けていなければならない「素養」を学ぶ。情報社会環境論IIでは、インターネット検索の仕組み、ビジネスと情報システム、セキュリティなどに関する基礎的な知識を習得することを目標とする。

成績評価の方法および基準

 平常点40%とLMSによる小テスト20%と期末試験40% 平常点のウェイトが低いようであるがLMSの課題も期末試験も出席していないと出来ないので注意しもらいたい。毎週の着実な受講が必要です。出席は、各回の小テストの受験を以て確定します。小テストは木曜日終日しか受けられません。定期試験はLMS上で実施する予定です。

準備学修の内容

前もって各回の教科書の範囲を読んでおくこと。LMS上の課題を授業時間後に処理すること。

その他履修上の注意事項

 コンピュータ、インターネットに関して社会人として恥ずかしくない教養を身につけたい学生の受講を歓迎する。受講者の数によっては、情報コンセントを使用する可能性もある。出席してノートを取りましょう。知識の正確な理解に留意してください。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス 前期の振り返り
第2回 インターネットの歴史①
第3回 インターネットの歴史②
第4回ネットワーク化の意義と各層のプロトコル
第5回IPアドレスの管理とインターネットのサービス
第6回アナログとデジタル 符号化
第7回画像と音の符号化 データ圧縮
第8回コンピュータへの命令 
第9回プログラミング
第10回アルゴリズムと計算量
第11回データベース
第12回モデル化とシミュレーション  オンラインを予定
第13回人工知能AI
第14回人工知能により変わる世の中
第15回 まとめと試験