グローバルスタディーズ入門Ⅰ
担当者大塲 麻代教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングINR-101

授業の概要(ねらい)

今日、私たちの生活はグローバリゼーションの影響を大きく受け、日常生活において諸外国との結びつきを強く感じないではいられません。他方、私たちはある製品がいかに作られ、また現地の人びとといかに繋がり、その人びとがどのような生活を送っているのか知ることは寡少です。本授業では、スマホを題材に、我々の日常がいかに地球の裏側の人びとと繋がっているのかを学び、また現地の生活を理解していきます。その上で、国家間の複雑な相互依存と相互扶助の関係を学びます。はじめに、2015年9月に国連総会で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」について学びます。その後、アクティブラーニング的な手法を通して、グループワークや議論からグローバル化社会の課題を学びます。受講生には発言が多く求められる授業です。

授業の到達目標

1)現代社会が直面する様々な課題をSDGsと関連づけ理解することができる。
2)グローバル社会における国家間の複雑な相互依存関係について理解し、客観的な視点を持って分析できる。

成績評価の方法および基準

授業中の発言/発表(50%)、期末の課題(50%)で総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし(プリント配布)
参考文献『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』① ジョセフ・E・スティグリッツ(著)鈴木主税(訳)徳間書店
参考文献『グローバリズムという病』② 平川克美東洋経済新報社
参考文献『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』③ 蟹江憲史(監修)紀伊國屋書店
参考文献https://sdgs.un.org/goals④ UN, Department of Economic and Social Affairs
参考文献https://dashboards.sdgindex.org/⑤ SDGINDEX
参考文献https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
⑥ 外務省, JAPAN SDGs Action Platform
参考文献https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/⑦ ユニセフ, SDGs Club
参考文献https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/
⑧ 国連広報センター, SDGs報告書要約
参考文献その他適宜紹介

準備学修の内容

授業では多くのトピックに触れますが、すべてを説明することはできません。自主学習し、調べた内容を翌週の授業で積極的に発言/発表してください。

その他履修上の注意事項

受講生が主体的かつ能動的に学修していく授業を展開します。積極的な授業参加や授業内での発言に加え、グループ活動を通じて他者と協働する姿勢が求められます。各回の授業内容はあくまで目安です。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス(授業の目的、15回の流れ、成績評価など)
第2回グローバル・スタディーズの意義と目的
第3回持続可能な開発(SDGs)目標1ー6
第4回持続可能な開発(SDGs)目標7−11
第5回持続可能な開発(SDGs)目標12−17
第6回スマホクイズ
第7回スマホができるまで
第8回鉱物産出国の課題−紛争−
第9回鉱物産出国の課題−環境−
第10回フェアフォンについて
第11回グローバリゼーションの恩恵と弊害を考える
第12回グローバリゼーションを再考する
第13回SDGsを再考する
第14回期末の課題
第15回目標達成の振り返り