担当者 | 大野 貴司教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | MAN-311 |
本講義では、経営者、従業員を含む企業を取り巻く多様なステークホルダーが企業を統治し、倫理・道徳的にも経営手法的にも正しい経営を実現していくことを目指す企業経営上の仕組みであるコーポ―レートガバナンスについてその背景と理論、現状や課題など、多面的な観点から講義をしてきたい。最終的には受講者自らが、なぜコーポレートガバナンスが必要なのか、その必要性が説明できるようになること、そしてその理想的なあり方を提言できるようになることをその目的としたい。
・コーポレートガバナンスの視点から企業経営の特徴を理解し説明できるようになること。
・企業が経営環境の変化に対応して、正しい経営を行うための基盤となるコーポレートガバナンスについての必要な理論の習得とその理論を説明できるようになること。
・毎回課す小テスト 70%
・オンライン課題 5%
・期末試験扱いレポート 25%(2400字程度の上場企業のコーポレートガバナンス報告書分析)
※ 60点以上を合格とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定しない。 | ||
参考文献 | よくわかるコーポレートガバナンス | 風間信隆 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | テキスト 現代企業論 | 坂本恒夫・大坂良宏・鳥居陽介 | 同文館出版 |
参考文献 | 企業統治 | 吉村典久・田中一弘・伊藤博之・稲葉祐之 | 中央経済社 |
準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、参考文献として紹介した書籍などを活用しながら自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:小テストの間違った個所を確認し、再度配布資料を読み込むだけでなく、参考文献などを調べ、理解を深めておくこと。小テストが全問正解だった者の場合は自分の理解があやふやだった部分を再度確認した上で参考文献などを調べ、理解を深めておくこと。
・いわゆる「楽単」ではないので、注意してほしい。
・遅刻は遅れた時間に応じて減点する。
・許可なきスマホいじりは注意の上改まらない場合は減点する。
・オンライン授業実施回については授業内で指示する。
・インターンシップ以外の就職活動を理由にしての欠席については4年生以外は自己責任による欠席とする。
・学生証不携帯については都度「事由説明書(授業時に説明する)」の記入を求める。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス、コーポレートガバナンスとは? |
第2回 | 会社は誰のものなのか? |
第3回 | 株式会社の仕組み |
第4回 | 企業における資金調達 |
第5回 | 株主総会 |
第6回 | 取締役会と社外取締役 |
第7回 | 執行役員 |
第8回 | 監査役会(委員会等設置会社含む) |
第9回 | 経営者支配 |
第10回 | 経営者報酬 |
第11回 | 機関投資家とスチュワードシップ・コード |
第12回 | M&A |
第13回 | 買収防衛策 |
第14回 | 内部統制 |
第15回 | コーポレートガバナンス・コード |