比較社会学Ⅰ
担当者大川 清丈教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-305

授業の概要(ねらい)

 本講義は、教育と試験という観点から、日本社会とフランス社会の比較を試みる。
 日本の社会や教育についての「常識」を疑いながら、誰もが経験している教育を題材にしながら、比較社会学の初歩的な指導をおこなう。

授業の到達目標

 ①多様な価値観を持った社会の成員が存在することを理解し、包摂できる社会を構想できる
 ②さまざまな情報ソースから探し出した関連事例を用いて、課題解決のアイディアを出すことができる
 ③文献を正しく引用できる
 

成績評価の方法および基準

 毎回のLMSの課題提出(70%)、期末のLMSの課題提出(30%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 教科書は使用しない。
参考文献 参考文献は使用しない。

準備学修の内容

 授業内容に関連する文献等を事前学習すること。

その他履修上の注意事項

 比較社会学Ⅱと併せて履修することが望ましいが、比較社会学Ⅰのみの受講も可能である。
 身近な「教育」という切り口から社会を考察するので、受講生各自のこれまでの教育体験を思い浮かべて講義に臨んでほしい。
 授業中に配布したプリントをファイルしておくこと。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション
第2回 社会学的視角について学ぶ
第3回 教育の社会学的見方について学ぶ
第4回 教育と試験について学ぶ
第5回 比較とは何かについて学ぶ
第6回 フランスの教育(1)初等・中等教育について学ぶ
第7回 フランスの教育(2)留年と飛び級について学ぶ
第8回 フランスの教育(3)バカロレア試験について学ぶ
第9回 フランスの教育(4)哲学教育について学ぶ
第10回 フランスの教育(5)グランドゼコールについて学ぶ
第11回 フランスの教育(6)ピエール・ブルデューの社会学について学ぶ(オンライン授業)
第12回 教育の日仏比較(1)学力評価の比較について学ぶ
第13回 教育の日仏比較(2)知識のあり方の比較について学ぶ
第14回 教育の日仏比較(3)大学入試の比較について学ぶ
第15回 まとめと試験