社会保険法Ⅰ
担当者村上  文教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSOL-303

授業の概要(ねらい)

社会保険制度はわが国の社会保障の中で大きな位置を占めており、様々な環境の変化に対応すべく、大きく変貌してきている。これまでに、5つの分野(医療、年金、介護、労災、雇用)に社会保険制度が導入されている。社会保険法Ⅰでは、社会保障、社会保険制度全般を概説した後、医療保険、介護保険、年金保険を取り上げ、その制度の概略と問題点を検討していく。この知識を活用して、これらのリスクに適切に対応できるようになることを目指す。

授業の到達目標

①社会保険に関する基本的な知識を身につけ、生活の中で実際にその知識を活用することができる。
②わが国の社会保障における社会保険の位置と全体像を理解し、社会保険制度の概略、問題点、政策的課題についての知識を修得する。

成績評価の方法および基準

試験(90%)、授業への貢献状況(10%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書はじめての社会保障(第19版)椋野美智子・田中耕太郎著有斐閣アルマ
参考文献

準備学修の内容

医療保険、介護保険、年金保険について概略をまとめること。

その他履修上の注意事項

社会保険法全般の理解のためには、Ⅰ、Ⅱと継続して履修するのがのぞましい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回社会保障、社会保険の意義と構造について学ぶ
第3回医療保険①-医療保険制度の概要について学ぶ
第4回医療保険②-被保険者と保険料について学ぶ
第5回医療保険③-保険給付、診療報酬について学ぶ
第6回医療保険④-高齢者医療制度について学ぶ(オンライン)
第7回介護保険①-介護保険がつくられた経緯、制度の概要について学ぶ
第8回介護保険②-保険者、被保険者、保険料について学ぶ
第9回介護保険③-保険給付について学ぶ
第10回介護保険④-介護報酬、介護提供体制等について学ぶ
第11回年金保険①-年金制度の概要について学ぶ
第12回年金保険②-被保険者と保険料について学ぶ
第13回年金保険③-老齢年金について学ぶ
第14回年金保険④-財政方式、障害年金、遺族年金について学ぶ
第15回まとめと試験