担当者 | 坂内 慧教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ACC-104 |
会計は,一定のルールのもと,経済主体の活動を主に貨幣額によって測定・伝達するプロセスです。本講義では,会計の基礎的な考え方を理解するとともに,企業が財務諸表をどのように作成・報告しているのかということについて学習し,会計学に関する基本的理論を習得してもらうことを目的としています。
したがって,本講義における修得目標は,会計学の役割や資金の流れに関する「1 基本的理論の理解」です。
授業の概要(ねらい)で示した修得目標を受け,本講義では到達目標を以下のように設定します。
①会計の目的の理解:会計が,誰に向けて,何のために行われるのかを理解し説明できるようになる。(1)
②会計の理論的な理解:企業の財務諸表を作成する上での考え方を理解し説明できるようになる。(1)
本講義の到達目標は,会計の①目的と②理論を理解することです。
到達目標に達成するためには,日々の学習の積み重ねが肝要です。
したがって,成績は以下の基準を目安に総合的に評価します。
定期試験:70%
平常点(小テスト等):30%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『会計学・簿記入門』(最新版) | 新田忠誓・佐々木隆志 他 | 白桃書房 |
参考文献 |
予習:LMSにアップロードされる講義資料と指定テキストの読み込み
復習:講義資料と指定テキストの読み込みとLMSにアップロードされる小テストの受験
講義にはテキスト,電卓,ノート,筆記用具を持参してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス :講義内容の紹介をします。 |
第2回 | 損益計算書の概観 :損益計算の方法と基本原則,段階別損益計算について学びます。 |
第3回 | 売上高の計算基準(売上総利益の計算①) :商品売買取引の考え方と売上高の計算基準について学びます。 |
第4回 | 売上原価の計算基準(売上総利益の計算②) :売上原価と棚卸資産の考え方,および売上原価の計算基準について学びます。 |
第5回 | 販売費及び一般管理費の計算基準と見越繰延(営業利益の計算①) :販売費及び一般管理費の計算基準と収益費用の見越繰延について学びます。 |
第6回 | 販売費及び一般管理費の計算基準と営業用固定資産(営業利益の計算②) :販売費及び一般管理費の計算基準と営業用固定資産の会計処理について学びます。 |
第7回 | 販売費及び一般管理費の計算基準と引当金(営業利益の計算③) :販売費及び一般管理費の計算基準と引当金の会計処理について学びます。 |
第8回 | 問題演習(1) :営業利益の計算までの問題演習をします。 |
第9回 | 営業外収益の計算基準(経常利益の計算①) :営業外収益の計算基準と見越繰延について学びます。 |
第10回 | 営業外費用の計算基準(経常利益の計算②) :営業外費用の計算基準と見越繰延について学びます。 |
第11回 | 問題演習(2) :経常利益の計算までの問題演習をします。 |
第12回 | 特別損益の計算(税引前当期純利益の計算)および当期純利益の計算 :特別利益と特別損失の会計処理,および当期純利益の計算方法を学びます。 |
第13回 | 財務諸表の作成(オンライン) :損益計算書と貸借対照表の作成プロセスを学びます。 |
第14回 | 財務諸表分析 :基本的な分析指標について学びます。 |
第15回 | 講義のまとめ |