担当者 | 長島 皓平 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | POL-102 |
【障碍などで配慮が必要な場合は、LMS上に記載するメールアドレスに連絡を下さい】
この授業では大まかに以下のことを学びます。
一つ目、近代以降の政治思想はどのように展開してきたのか。特に現代の政治との連続あるいは断絶がどのように生じてきたのか。
二つ目、近代政治思想における主要な概念が歴史的に果たしてきた役割の理解。
三つ目、現代の政治が内包する諸問題を説明するために、正義論やフェミニズムといったテーマについての理解。
これらの項目を学ぶことで政治学入門Ⅰにおいて学習した政治が、現在直面する困難の数々を理解し、政治についての教養をさらに深めます。
この授業の単位取得時に近代以降の政治思想の展開を習得し、現代の政治が抱える諸問題を分析する能力を身につけることを目標とする。
1. 近代以降の主要な政治思想の基礎的な内容を理解する。
2. 社会契約、ナショナリズム、マルクス主義などの近現代の政治における重要概念を理解する。
3. 主権論、正義論、フェミニズムなどの現代政治理論における重要なテーマを理解する。
4. 上記を踏まえ、現代の政治理論が直面する諸問題のうち、いくつかに対して説明することができる。
・授業内課題(コメントペーパーの提出、授業態度)20%
・中間試験 40%
・期末試験 40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特になし | ||
参考文献 | 『西洋政治思想史 視座と論点』 | 川出良枝・山岡龍一 | 岩波書店 |
参考文献 | 『二十世紀の政治思想』 | 小野紀明 | 岩波書店 |
・授業内容を踏まえて、次回授業で答えてもらいたい質問をLMSで提出するリアクションペーパーに書く。
・授業内容、配付資料の内容を踏まえて、期末試験の準備をする。
・担当者が作成した資料をLMSにて配布します。
・毎回の講義では、授業に対する感想・質問をLMSでリアクションペーパーとして提出してもらいます。質問についてはいくつかをピックアップし、次回の授業冒頭で回答します。
・受講生の関心に応じて、進度や内容を一部調整することがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス 現代における政治(学)とは何か |
第2回 | 近代政治学の誕生 マキャベリ |
第3回 | 社会契約論(1) ホッブズ、スピノザ |
第4回 | 社会契約論(2) ロック、ルソー |
第5回 | スコットランド啓蒙と功利主義 |
第6回 | ドイツ観念論とナショナリズム カントからヘーゲルまで |
第7回 | 中間テスト─これまでのまとめ(1) |
第8回 | マルクスとマルクス主義の系譜 |
第9回 | ポスト・モダニティの政治の起源 |
第10回 | ポスト・モダニティの政治の確立 |
第11回 | ポスト・モダニティの政治学の展開 |
第12回 | ポスト全体主義の政治思想 |
第13回 | 正義論(オンライン) |
第14回 | フェミニズムの歴史と展開 |
第15回 | 期末テスト─これまでのまとめ(2) |