担当者 | 千代 勇一教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | EUS-106 |
グローバル化が進む現代社会が直面する課題は、国境や国籍を超えて協働して取り組まなければなりません。したがって、学生たちにはグローバル・シチズンとして必要な幅広い教養と知識を持つことはもちろん、それを他者に分かりやすく説明できることが求められます。
「スペイン語圏事情(ⅠおよびⅡ)」は、スペインとラテンアメリカから構成されるスペイン語圏という地域を対象とし、この「スペイン語圏事情Ⅱ」では主にスペインを扱います。スペインを総合的に理解することを目指し、とくにスペインの社会と文化の成り立ちを歴史を通じて学びます。
前半は講義形式で授業が行われますが、後半はそれまでに学んだ知識を踏まえて、各自がスペインについて関心のあるテーマを設定し、それをわかりやすく説明してもらいます。発表の準備に際しては、文献やインターネットなど様々なメディアから情報を収集し、分析する方法も学びます。
・スペインに関する情報のインプットと、自らが調べたことのアウトプットを段階的に目指します。
・これを達成するために、次の3つの具体的な目標を設定します。
【基礎】スペインの歴史の基礎知識を習得する。
【応用】スペインの社会と文化の形成を歴史から説明できる。
【発展】スペインに関する興味のあるテーマを選び、調べ、わかりやすく説明できる。
・評価の方法:準備学修を含む授業参加30%/プレゼンテーション:35%/試験:35%
・評価は修得目標への到達度に基づいてなされます。
・規定回数以上の授業への出席は成績評価を受けるための条件ですが、それだけでは評価されません。
・授業内で出される課題の小レポートの内容、授業におけるマナーや学ぶ姿勢などが授業参加として評価されます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 情熱でたどるスペイン史 (岩波ジュニア新書) | 池上俊一 | 岩波書店 |
参考文献 | 『物語スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代(中公新書)』2002年 | 岩根圀和 | 中央公論社 |
参考文献 | 『スペイン・ポルトガルを知る事典(新訂増補)』2001年 | 池上岑夫 神吉敬三 小林一宏 牛島信明 金七紀男(編) | 平凡社 |
・前半はテキストの指定された部分を読んで授業に参加することが不可欠です。毎回の授業の開始前にはLMSに課題を提出してもらいます。
・レジュメやノートを見返して授業の復習を行うだけでなく、参考文献、テレビ、新聞、インターネットなどのメディア、授業で紹介する映画や資料などを活用して、スペインに関する理解を深めてください。
・後半に予定されている発表のテーマ探し、情報・資料の収集、発表準備などを念頭において、授業の予習・復習をしてください。
・授業後またはオフィスアワーには授業の内容に関する質問を積極的にしてください。
・スペインの地図を見て、どこにどのような地形や都市があるのかを調べてきてください。
・スペインに関して何らかの興味、関心、問題意識を必ず持って受講してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業の進め方、評価方法、予定などの説明【LMSによる遠隔授業】 地理:地形、行政区分、都市、気候 |
第2回 | 第1章:ローマ属州から西ゴート支配へ(先史時代~中世初期) |
第3回 | 第2章:国土回復運動の時代(8~15世紀) |
第4回 | 第3章:スペイン黄金世紀(16・17世紀前後) |
第5回 | 第4章:ブルボン朝の時代(18世紀前後) |
第6回 | 第5章:社会分裂と領袖政治(19世紀前後) |
第7回 | 第6章:内戦・自治州・EU(20世紀以降) |
第8回 | バスク地方について |
第9回 | 基礎知識の理解度の確認 |
第10回 | 基礎知識の理解度チェックの解説【LMSによる遠隔事業】 |
第11回 | 歴史を踏まえたスペイン文化の発表(1) |
第12回 | 歴史を踏まえたスペイン文化の発表(2) |
第13回 | 歴史を踏まえたスペイン文化の発表(3) |
第14回 | 歴史を踏まえたスペイン文化の発表(4) |
第15回 | 歴史を踏まえたスペイン文化の発表(5) |