基礎スペイン語Ⅴ
担当者千代 勇一教員紹介
単位・開講先必修  1単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングSPA-105

授業の概要(ねらい)

 基礎スペイン語は、スペイン語でのコミュニケーション、そしてスペイン語圏の社会・文化・歴史に関するテーマについてスペイン語で書かれた文章を読み書きができるようになるための第一段階の授業です。
 この基礎スペイン語Ⅴは問題演習を通じてスペイン語初級文法を習得することを目的としており、学習範囲はアルファベットから直説法現在形、目的格人称代名詞までとなります。ていねいに文法の説明はしますが、この授業の特色は数多くの問題を解き、その答え合わせと解説を通じて文法を学ぶことです。
 また、初級文法の解説・演習に加えて、毎回の授業で短文暗記、そしてLMSによるオンラインの語彙力強化も行います。これらはいわば筋トレのようなイメージです。毎日の地道なトレーニングだけがスペイン語の”筋力"を養います。

授業の到達目標

・スペイン語で口頭及び書面によるコミュニケーション、プレゼンテーションをするための基礎文法をマスターします。
・これを達成するために、次の3つの具体的な目標を設定します。
【基礎】アルファベットから目的語・目的格人称代名詞までの初級文法を理解する。
【応用】スペイン語技能検定6級(直説法現在)に合格するレベル
【発展】テキストのレベル2、レベル3(最難関)の問題を解くことができる。

成績評価の方法および基準

・授業参加(宿題の履行、授業への参加度など):10%/LMSの単語テスト:30%/試験:60%
・評価は修得目標への到達度に基づいてなされます。
・授業では練習問題の答え合わせと解説が中心となるため、練習問題をやってきていない場合は欠席したものとみなします。
・欠席が規定回数を超えた時点で期末テストを受けることができなくなります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『レベル別スペイン語文法ドリル』西村君代他朝日出版社
教科書『リスニング問題付 スペイン語語彙練習帳』GIDE(スペイン語教育研究会)語彙研究班朝日出版社
参考文献

準備学修の内容

(1)毎回、練習問題の宿題が指定されます。授業の文法説明を踏まえ、辞書を使い、必ず次の授業までに自分の力でやってください。わからない問題があっても構いません。その場合は問題に印や疑問点をメモして、どのような点がわからないのかを遠慮なく質問してください。
(2)語彙力の強化として毎回LMSにより単語テストを実施するので、範囲の単語をしっかり覚えること。
(3)教科書の短文を授業外で音読し、暗唱できるようにすること。授業で確認します。

その他履修上の注意事項

・宿題を含めて準備学修は必ずやって授業に参加すること。
・授業の進度はとても速く、欠席や遅刻は学習の遅れにつながります。その場合は必ず自習し、疑問点は質問してください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:授業の進め方、評価方法、予定などの説明。アルファベット
第2回①文字・発音・音節・アクセントの答え合わせ②名詞の解説
(〇の数字は『レベル別スペイン語文法ドリル』の章番号です。基本的にはレベル1の問題を扱います。)
第3回②名詞の答え合わせと③冠詞の解説
第4回③冠詞の答え合わせと④形容詞と指示詞の解説
第5回④形容詞と指示詞の答え合わせと⑤所有形容詞・所有代名詞の解説
第6回⑤所有形容詞・所有代名詞の答え合わせと⑥ser,estar動詞の解説
第7回⑥ser,estar動詞の答え合わせと⑦estar, hay, serの解説
第8回⑦estar, hay, serの答え合わせと⑧直説法現在の解説
第9回⑧直説法現在の答え合わせと⑨疑問文の解説と答え合わせ
第10回⑩目的語・目的格人称代名詞の解説
第11回⑩目的語・目的格人称代名詞の答え合わせ
第12回これまでの復習問題
第13回レベル2、レベル3の問題に挑戦
第14回既習事項の理解度確認
第15回理解度確認の解説【LMSによる遠隔授業】