担当者 | 佐藤 佑一 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ECT-201 |
ミクロ経済学の基礎的な理論を実際に使いこなせるようになることを目指す。まず、需要・供給という基礎的概念を考える。次に、利潤や費用を考える。これらの分野を理解することによって、自らの利潤を最大化させるためにはどうしたらよいか、あるいは費用を最小化させるためにはどうしたらよいかを考えるなど、実際の例に当てはめた経済学的思考ができるようになる。さらに、これらの分野は公務員試験や資格試験など各種試験に出題されており、実際のペーパーテストでも取り扱われる分野である。故に、ミクロ経済学Ⅰでは、需要・供給や、利潤・費用などに関する基本的な理論を復習し、使いこなせるようになることを目指す。授業内では、実際に演習問題を考える。その方法としてグループワークを行い、協働して考える力を養う。更に、グループワークの成果を発表する機会として、プレゼンテーションを行い、発表するために必要な力を養う。
ミクロ経済学の需要・供給や、利潤・費用に関する基本的な理論を習得し、実際に人に話せるとともにペーパーテストに解答できるようになることを目指す。具体的には次のとおりである。
・ミクロ経済学を読み解くうえで基本的な知識の習得ー数学的入門的知識を理解する、グラフが正確に読めるようになる。
・ミクロ経済学において、現実生活がモデル化されている知識に関して習得ー需要・供給の概念や、予算制約に関する考え方、および様々な財の存在とその組み合わせの動きを理解する。
・ミクロ経済学観点から、収入・利潤と費用とは何かについて考え、利潤と費用の変化がもたらす影響についての考え方を習得する。
毎回の授業中のグループワークおよびプレゼンテーションに関しての提出に対する評価(20%)、毎回の授業における確認テストによる評価(30%)、期末試験(50%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学 2nd edition (2019) | 石川秀樹 | 中央経済社 |
参考文献 | ミクロ経済学の基礎 第2版 (2017) | 浅田統一郎 | 中央経済社 |
予習:毎回の授業の予習として、各回に該当する章を事前に読み込み、分からない用語や概念を確認し、メモしてくる。
復習:授業において理解した後には、授業で取り扱った問題を、口頭で説明でき、かつペーパーテストで解答できるようになるまで復習する。
ミクロ経済学においては、理論の積み重ねによって、話が進んでいくので、絶え間ない予習・復習が必要となる。
経済学を学ぶ上で大切なのは、継続的な学習である。継続して学習することによって、分からなかったことが分かり、実際の現実を分析する力となる。
継続的な学習に必要なのは、何が分からないかを事前に調べることと、学んだあとに復習を繰り返して頭に定着させることである。ゆえに、センスではなく、繰り返し考えて覚えることが大切である。授業では、繰り返し考え覚える能力を養うためにグループワークやプレゼンテーションを取り入れる予定である。したがって、授業に真剣に取り組むことで、継続的な学習のサイクルを確立することができ、経済学の取得が可能になるであろう。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 経済学の思考パターン |
第3回 | 限界効用理論と無差別曲線 |
第4回 | ミクロ経済学の全体像ー基本的な数学について |
第5回 | 予算制約線・最適消費点 |
第6回 | 上級財・中立財・下級財 |
第7回 | 需要曲線 |
第8回 | さまざまな無差別曲線、労働供給量の決定 |
第9回 | 貯蓄量の決定、顕示選好の理論 |
第10回 | 利潤と収入、費用 |
第11回 | 供給曲線 |
第12回 | 完全競争市場の長期均衡 |
第13回 | 生産要素の需要 |
第14回 | 調整過程 |
第15回 | 復習とまとめ |