演習Ⅰ
担当者鈴木 智弘教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 本演習は、経営戦略論の基礎を学ぶと同時に、就職活動に備えて様々なスキルを身につけることを目的とします。最初に経営戦略の基本について、簡単なテキストを輪読します。担当教員が、テキスト内容について質問し、皆さんで議論してもらいます。経営戦略について、基本的知識を獲得してから、受講生を数人のグループに分け、グループ毎に、自分たちの興味のある企業や業界について調査し、PowerPointを用いて、発表してもらいます。
 ゼミにゲストとして最前線のビジネスパーソンを招き、机上の空論ではないリアルな企業経営について、そして、企業側が、どのような人材を求めるのかを率直に話して頂きます。昨年度は、国内トップエレクトロニクス企業、化粧品会社、証券会社などの元社長や現役経営者等をお招きしましたが、今年度も実施予定です。具体的な日程は、ゲストと調整し、第2回から第15回授業日(各自の研究企業、業界の発表)のいずれかに、お招きする予定です。授業時間外にお招きすることはありません。また、キャリアサポートセンターの方を招いた就職準備セミナーも実施する予定です。
 担当教員は、2021年から帝京大学経済学部に赴任した新人教員です。ただし、新人教員と言っても、米国投資銀行勤務を経て、1991年から大学教員となった、かなりのオジさん教員です。2004年まで、前任校で3、4年生向けの学部ゼミを開講していましたが、2003年から2020年3月まで、社会人向けのビジネススクール(経営大学院)を自分で創設し、企業経営者などのビジネスパーソンに経営戦略、海外事業戦略、人事戦略などを教えてきました。帝京大学に赴任し、久しぶりに学部ゼミを担当します。
 前任校の学部ゼミは、経営学の勉学だけでなく、国内や中国、韓国など海外の企業見学、ビジネスパーソンとの交流など、活発なゼミ活動を行っていましたが、社会状況や学生の考え方なども大きく変化したと思うので、勉学以外のゼミ活動を、教員がゼミ生に強いることはありません。ただし、ゼミ生の希望があれば、企業見学、ゼミ懇親会なども実施します。勉学以外のゼミ活動に、参加するかどうかは、ゼミ学生の自主性に任せます。ただし、ゼミ生の希望があっても、新型コロナウイルス感染対策のため、一切の課外活動ができない可能性があります。皆さんは成人ですので、必要以上に干渉しませんが、ゼミ参加者が、就職活動で苦戦しないように、教員の責任として、プレゼンや基本的なビジネス・マナーについて、一通り指導します。一方、より積極的な指導を求める学生には、ゼミ教員として、誠実にお付き合いします。

授業の到達目標

1.経営戦略論に関する基本的な知識を身につけ、それを基に企業や業界を分析できるようになること。
2.ゼミでのディスカッションを通じて、相手の主張を的確に理解し、相手にわかりやすく、自分の主張を伝えることができるようになること。
3.以上のことを通じて、就職活動で、自分を相手に売り込むことができるようになること。

成績評価の方法および基準

1)成績評価の方法
 毎回の授業での発言や出席態度
 グループ発表の発表内容
(2)成績評価の基準
 経営戦略の基本をしっかり理解し、実際の企業や業界を分析できているか
 パワーポイントを適切に用いてプレゼンテーションできるか

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『わかりやすいマーケティング戦略 新版』沼上幹有斐閣アルマ
参考文献[新版]グロービスMBA経営戦略グロービス経営大学院大学ダイヤモンド社

準備学修の内容

グループ発表の準備は、ゼミ以外の時間にも行うこともあるので、そのことを理解してください。

その他履修上の注意事項

1.WordやPowerPointなど基本的なソフトを使用できるようしてください。
2.ネットを通じて、情報収集することが増えるので、インターネットへの接続環境を確保してください。

授業内容

授業内容
第1回ゼミ内容紹介(オンデマンド授業)
第2回PowerPointを用いた自己紹介とグループ分け
第3回第1章 マーケティング・ミックス──4つのP
第4回第2章 ターゲット市場の選定──セグメンテーション
第5回第3章 製品ライフサイクル
第6回第4章 市場地位別のマーケティング戦略
第7回第5章 業界の構造分析
第8回第6章 全社戦略
第9回第7章 事業とドメインの定義
第10回終章 戦略的思考に向かって
第11回グループ事例準備1(グループ活動)
第12回グループ事例準備2(グループ活動)
第13回グループ事例発表1
第14回グループ事例発表2
第15回グループ事例発表3