授業の概要（ねらい）

　前期の地方史研究とⅠ同様に、この後期の地方史研究Ⅱでもさまざまな地方・地域の歴史・地理・文化などについての講義をしていくものである。
　地方・地域とはいろいろな定義が考えられるが、この授業では担当教員が自らその地に足を運び、たとえ一部であってもその地方・地域の風土・生活・文化などを実見し体験してきた場所を素材として取り上げ、講義時間毎に一つの地方・地域に関する説明を行っていく方式で進める。前期に続き、後期もややマクロな地方・地域として都道府県を対象とし、その各部について地理と歴史について講義する。

授業の到達目標

　地方・地域の歴史・地理・文化等の諸相につき、担当教員が分析し説明していくという方式の授業を通じて、受講学生がそれらで取り上げられた、あるいは自らが居住する地方・地域の特質を認識し、それを新たな知識・知見とするができる。またそれらを基礎として、学生が専門的分野の演習への対応や卒業論文の構想などに際し、この授業で説明するような手法・視点・内容を手がかりとして生かしていくことができるようになることをも目指す。

成績評価の方法および基準

　出席は成績評価の前提となる必要条件である。それを満たした上で、授業中の受講態度や最後の時間に実施する試験の解答内容を勘案して、成績を評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　受講を希望する各学生は、自らの興味がある地方・地域に関する関係書を多読しておくこと。またこの授業では、内容理解の都合上、地理的な知識を持っていることが不可欠となるので、普段から地図を見る、あるいは旅行をして実地にその場所を知る、などといった形でそれを深めていくこと。

その他履修上の注意事項

　地方史・地域史に興味を持つ学生諸君にとっては有意義な授業と考えるので、そうした学生の積極的な参加を期待する。
　なお以下の授業内容はあくまで予定であり、状況によっては変更されることがあるので、承知しておいてもらいたい。

授業内容