心理学的支援法Ⅰ
担当者森脇 愛子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングCLI-201

授業の概要(ねらい)

 心理学的支援の実践では,クライエントが抱える心理的苦悩など,心理的なニーズを多面的にアセスメントし,そのアセスメントに基づき、具体的なアプローチや介入につなぐことが求められる。本講義では,心理学的支援法の特徴と倫理(プライバシーへの配慮を含む)心理的な支援の対象やその特徴,心理的支援の前提となる心理学的アセスメントのために知っておくべき基礎知識を体系的に学習する。そのうえで,代表的な心理療法の歴史・概念・意義等を学び,理解を深める。

授業の到達目標

以下を修得目標とする。
臨床実践領域の知識を修得し、その法則や理論を説明できる
実社会におけるこころの問題に解決法や支援法を提起できる
実社会におけるこころの問題を解決するために、様々な分野・立場の人と協働することができる

成績評価の方法および基準

 試験80%および授業内課題20%にて評価する予定である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書授業内で紹介する。
教科書
教科書
教科書
教科書
教科書
教科書
教科書
参考文献
参考文献 授業内で紹介する。
参考文献
参考文献
参考文献
参考文献
参考文献
参考文献
参考文献

準備学修の内容

 事前に、関連事項を調べたり、論文等にあたり,理解を深めること。

その他履修上の注意事項

 授業の進行状況によって,授業計画には若干の変更がありうる。
※授業においては,他受講者に迷惑をかけることはおこなわないこと。

※ 2018年度以降の入学生には,公認心理師受験資格に必要な科目です。
 2017年度以前の入学生は,心理学科のホームページを参照してください。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
 
第2回心理的支援法の特徴と,職業倫理(プライバシーの配慮を含む)について理解する
第3回心理学的支援法はどのような問題を対象とするのかを考える
第4回心理学的支援法での対象についてー発達段階から見た心理的問題の背景や成因を学ぶ
第5回心理的支援法はどのような問題を対象とするのかー病理あるいは障害による背景や成因を学ぶ
第6回心理的支援法の対象と心理社会的な背景・成因について理解する
第7回 心理学的支援に関する代表的アプローチを学ぶ―精神分析理論・力動的アプローチ
第8回心理学的支援に関する代表的アプローチを学ぶ―人間性アプローチについて理解を深める。
第9回心理学的支援に関する代表的アプローチについて学ぶー認知行動理論についての理解を深める。
第10回遊戯療法,箱庭療法などについて理解を深める。
第11回訪問による支援,地域支援の意義について理解を深める。
第12回心の健康教育について学ぶ
第13回良好な人間関係を築くためのコミュニケーションの方法について学ぶ。
第14回心理に関する支援を要する者の関係者に対する支援を理解する。
(予定:オンライン)
第15回まとめと試験