情報サービス論
担当者上岡 真紀子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングLIH-104

授業の概要(ねらい)

 この科目では、レファレンスサービスを中心とした情報サービス全般について学びます。前半は、情報サービスの定義と意義について,レファレンスを図書館員と利用者と情報源とのコミュニケーションと捉える基本的視点、利用者の情報ニーズを満たすためのサービスとして捉える視点を踏まえながら、受け入れ態勢からフォローアップに至るまでのプロセスを学びます。またレファレンスサービスが,質問回答サービスから情報環境の変化に伴い、利用者教育、発信型サービスへと範囲を拡大し,さまざまなチャンネルを通じて行われていることも学びます。さらに、図書館界がその情報をどのように共有しているか,どう評価できるのかについても学びます。後半は,情報検索の基本を確認し,レファレンスサービスで利用する情報源について,情報の生産と流通の側面から理解したのち、各種メディアや情報ニーズごとに,調べるためのレファレンスツールの特徴と使い方を学びます。
 この科目では,テーマによってグループディスカッションを行い,みなさんで意見交換を行うほか,クラス全体で情報検索戦略・情報の識別・評価についてのワークを実施します。
*オンラインではグループディスカッションは行わず,ワーク(演習)のみ行います。

授業の到達目標

 ・図書館における情報サービスの種類と内容を説明できるようになる。
 ・レファレンス・サービスを行うためのレファレンスツールの名称と使い方を説明できるようになる

成績評価の方法および基準

毎回のリフレクションコメント(10%),レポート(10%),試験(80%)。ただし、欠席4回以内、出席したすべての回のリフレクションコメントとレポートの期限内の提出を、試験の受験の条件とします。レポートの提出のみ、試験受験のみなどは認めません。
レポートは状況を見て課します。レポートを課さない場合,成績の割合は試験に割り当てます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書『資料検索入門』2014市古みどり編著慶應義塾出版会
参考文献
参考文献

準備学修の内容

図書館概論、図書館サービス論で学習した内容を復習しておくこと。

その他履修上の注意事項

第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法を説明するので必ず出席すること。
図書館概論、図書館サービス論を事前に受講していることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回情報サービスの定義・構成要素
第3回レファレンスプロセスとレファレンスインタビュー1
第4回レファレンスプロセスとレファレンスインタビュー2
第5回レファレンスサービスの評価,情報リテラシー教育1
第6回情報リテラシー教育2:学修支援
第7回情報源の種類と特徴
第8回情報源の識別,情報検索の基礎
第9回図書の情報源
第10回雑誌・雑誌記事の情報源
第11回新聞・新聞記事の情報源
第12回辞書・事典類,便覧・ハンドブック
第13回レファレンスツールの情報源,人物情報の情報源
第14回インターネット上の情報源
第15回授業のまとめと振り返り