教育情報リテラシー
担当者鈴木 賀映子教員紹介, 朴  偉廷, 荒巻 恵子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングPOI-101

授業の概要(ねらい)

 この授業は、教職課程(中・高)を履修する学生専用となっています。学生個人のPCスキル・Officeなどソフトウェア活用スキルを上達させることのみを主目的とはしません。
 学校教育に焦点化し、履修者が将来教職に就いた時に、ICT運用スキル・考え方・生徒に対する指導力を身に付けることが主目的であり、実践的に役に立つICT活用能力の育成を目指します。

授業の到達目標

 文部科学省「教員のICT活用指導力の基準(チェックリスト)」に記載された内容について、5つの項目・18の質問全てについて「3:ややできる」以上の自己評価ができることを目標とします。

成績評価の方法および基準

・各内容ごとに課せられる課題を実施してください。
・Word・Excelなどの操作スキルを確認します。
・授業後半は、自らが興味関心を持つ「教育課題」(詳細は教科書参照のこと)について調査しPowerPointを用いて発表、相互評価などを実施予定です。
・その他、適宜グループワーク、ディスカッション、ペアワークなどを予定しています。
・授業内容の詳細については、各担当教員より説明します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜、資料を提示します
教科書
参考文献『教師をめざす学生のための教育情報リテラシー15日間』パート2(現代図書)

準備学修の内容

各自のスキルに応じて資料を読んでおく、視聴しておくことが求められます。
また、後半の課題はグループワークですので話し合いや課題の作成など、授業時間外の活動が必要となります。

その他履修上の注意事項

 教職課程専用の授業のため、自分のPC操作スキルのみならずモラルやプレゼンテーションについて、深く理解し指導につなげるために必要な能力を育成、修得することを目指します。
 各自、ネット環境、PC等、環境を整えておいてください。
※社会的状況に応じて、オンデマンド、オンラインなど授業形態と内容を適宜対応して進めます。
また、LMSによる授業回は、各担当教員より説明があります。
連絡等は、LMSで告知するため各自必ず確認してください。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
 文科省提言「GIGAスクールl構想」、求められる教員のICT活用指導力 学習指導要領の中での扱われ方
第2回 ICT機器のいろいろ、授業におけるICT活用例、校務におけるICT活用実践例など
第3回 PC構造、データ処理構造、PC基本操作法、アプリケーションソフトのいろいろ
 学校現場で利用されているアプリケーションソフトの紹介など
第4回 学年に応じた文字入力方法(かな・ローマ字)とソフトの利用法、練習ソフトの利用法、ソフトキーボードなど
第5回 Word①
 基本操作(ページ設定、レイアウト、フォントなど)ファイルと文書保存、コピーなど
第6回 Word②
 (表作成、画像)デジカメ画像の取り入れ、学級だより、保護者宛て文書作成など
第7回 Excel①
 学校現場でのexcel活用実践例、excel基本操作(表の作成、文字の入れ方)、時間割(学級係表、住所録)の作成など
第8回 Excel②
 学校現場でのexcel活用実践例(表計算、データ処理系)、 excel基本操作(テスト結果一覧の作成、データ並べ替え、)、試験結果から評定を入れよう、データからグラフを作ろうなど
第9回 Excel・Wordスキルを使った学級だより作成、操作スキルの確認など
 縄跳び大会結果、球技大会結果など表・グラフ・クリップアート挿入など
第10回 インターネットの利用①
 インターネットの基本概念、利用上の注意とモラル、子ども用サイト(yahoo kids、ひらけごまなど)、携帯・スマホへの認識
第11回 インターネットの利用②
 一般的な情報検索と引用の方法、情報の取捨、URLの見方、「デジタルコンテンツの収集・提供の在り方」著作権の基本とコンテンツの収集方法、教材・素材サイト、学術論文検索(学生としての基本スキル)
第12回 パワーポイント①「どのような場面で」「どのように使わせるか」
 (チラシ、ポスター、資料作成)、人が見て分かる、とはどういうことか。放課後のクラブ活動勧誘してみよう。
第13回 パワーポイント②
 発表にむけて、動画の作成方法など
第14回 パワーポイント③ 
 発表にむけて、発表活動と評価規準など
第15回 まとめ
 求められる教員のICT活用指導力